トップQs
タイムライン
チャット
視点

フローズン・タイム

2006年のショーン・エリス監督によるイギリス映画 ウィキペディアから

Remove ads

フローズン・タイム』(原題:Cashback)は、2006年制作のイギリス映画。監督はヴォーグハーパーズ バザーで活躍する写真家のショーン・エリス

概要 フローズン・タイム, 監督 ...

もともと『CASHBACK』という、原題と同じ18分の短編映画をエリスが製作したところ、第78回アカデミー賞の短編賞にノミネートされた実績から、長編映画化された。

Remove ads

あらすじ

美大生のベンは、初めての恋人スージーと破局した。ベンから別れを切り出したのだが、そのことで後悔を抱え、別れた日以来眠れなくなってしまう。友人のショーンからはモデルの女性と交際するよう勧められ(そうすればスージーが、ベンと復縁しようと躍起になると考えたから)、ベン自身もスージーを忘れるよう努力した。しかしベンはスージーを忘れられず、眠れない日々を過ごした。ベンは不眠によって浮いた8時間を有効活用しようと、スーパーマーケットで夜勤を始めた。長い勤務時間に憂鬱としているシャロン、プライドの大きな店長、毎日のようにバカをやらかすバリーマット、格闘技に精通するブライアン、個性的な同僚に囲まれながら、ベンは睡眠に充てていた八時間を、金へキャッシュバックした。

別れから2週間が経過したが、ベンは未だに眠れず、ついに時間そのものを意識しなくなっていた。いつしかベンは、時間を一時的に停止する力を手に入れていた。ベンは時間の凍結したスーパーマーケットで、ある美人の静止した姿に、少年時代に目にした女性の裸体を思い出した。ベンは客の女性の衣服を剥ぎ、その裸体を写生した。

ベンは、店長が企画した支店対抗のフットサルの試合をきっかけに、シャロンと親睦を深めた。シャロンは生まれてからずっと町で育ってきて、スペイン語を学んで別の世界へ行くことを目論んでいた。その夜に彼女と別れてから、ベンはシャロンのことばかりを考えた。静止した世界で、ベンは彼女の姿を何枚も写生した。数日後の店長のバースデーパーティーの前日、シャロンからキスをされ、ベンのスージーの呪縛が解け、不眠から抜け出すに至る。

店長のバースデーパーティー。ベンはシャロンと共に会場へ赴く。そこにはスージーがいた。彼女の新たなボーイフレンドが、店長の弟だというのだ。ベンがシャロンと離れると、スージーが接触してきた。別れたのを後悔していると、スージーはベンにキスをした。その現場をシャロンに目撃され、彼女は怒りで会場を出ようとする。直前でベンは時間を停止した。時間を停められても、巻き戻すことはできなかった。怒り心頭のシャロンには弁解ができず、ベンは再び不眠に陥った。

あるとき、ベンはバリーとマットの悪戯をきっかけに、画廊から絵を気に入られて個展を開くことになった。「静止した瞬間」(A Frozen Second)と名づけられた個展には、ベンのシャロンを描いた絵がいくつも展示され、業界人から称賛を浴びた。会場へやってきたシャロンは、絵がベンの彼女への誠実を物語っていると、ベンの謝罪を聞き入れた。

Remove ads

キャスト

  • ベン・ウィリス:ショーン・ビガースタッフ
    • 美大に通う青年。スージーとの破局とそれに伴う不眠が原因で、時間を停止される力を手に入れた。
  • シャロン・ピンティ:エミリア・フォックス
    • スーパーマーケットで働く女性。スペイン語を学んでいる。
  • ショーン・ヒギンス:ショーン・エヴァンス
    • ベンと同じ学校に通う青年。ベンとは少年期からの付き合い。数え切れぬほどの女性を口説きにかかり、その度に痛い目を見ている。
  • スージー:ミシェル・ライアン
    • ベンにとって初めての恋人。ベンから別れを切り出され、激昂してデスクランプを投げつけた。数日後には新たなボーイフレンドを手に入れた。
  • ジェンキンス(店長):スチュアート・グッドウィン
  • バリー・ブリックマン:マイケル・ディクソン
  • マット・スティーヴンズ:マイケル・ランボーン
  • ブライアン・‘カンフー’:マーク・ピッカリング
  • 若い頃のベン・ウィリス:フランク・ヒスケス
  • ターニャ・グリーン:エミリア・フェントン
  • 静止した美女:イリーナ・バガチ
  • 静止した女性:キーリー・ヘイゼル、ナディア・アルカシャブ、クリスティン・フラー
  • スウェーデン人留学生:ヘイリー=マリー・コッピン
Remove ads

評価

レビュー・アグリゲーターRotten Tomatoesでは53件のレビューで支持率は47%、平均点は5.50/10となった[1]Metacriticでは17件のレビューを基に加重平均値が54/100となった[2]

  • 映画館大賞「映画館スタッフが選ぶ、2008年に最もスクリーンで輝いた映画」第91位。

脚注

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads