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ブランドフォルディア属

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ブランドフォルディア属
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ブランドフォルディア属(ブランドフォルディアぞく、学:Blandfordia)は、ブランドフォルディア科に含まれる植物の一つ。

概要 ブランドフォルディア属, 分類(APG植物分類体系) ...

ブランドフォルディア科は、本属でのみ構成される単型の科である。英名はクリスマスベルズ。かつてはユリ科に分類されていた[1]ブランドフォーディア属とも呼ばれる。

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概要

オーストラリアグレードディヴァイディング山脈クイーンズランド州南東部~ニューサウスウェールズ州中部、ビクトリア州タスマニア州)周辺の海岸沿いに自生する宿根草の固有種である。花はユリ科の植物に多く見られる同花被花で、先端が浅く6裂する。形状は深い壺型をしており、花筒の部分は3㎝程度になる。花弁の縁は黄色で、それ以外の部分は朱色に近い色をしている。細長く直立する花茎の先端に6~10輪程度花を着花し、クンシランキルタンサスに草姿は似る。雄蕊は長く、花筒から(やく)がはみ出て見える。葉はススキに似て剣先状で、地上部に叢生し、花茎の基部から放射状に生える。花茎が立っている場合草丈は60㎝程度まで成長し、花茎を除いた大きさは10㎝程度になる[2][3][4]

栽培方法

鮮やかで、目立つ花を咲かせるが、日本での流通は非常に少なく、稀に切り花で流通する程度である。オーストラリアで夏頃生産された切り花が冬(11~1月)に日本に輸入されるようになっている。オーストラリアでは切り花として人気で、大量生産の為乱獲されて絶滅の危機に瀕している[1]

名称について

属名Blandfordiaの由来は不明。

下位分類

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グランディフローラ種のスケッチ

ブランドフォルディア属は4種が認められる。いずれもオーストラリア大陸南東部にのみ生息する地域固有種である[3][4]

  • ブランドフォルディア・クニングハミー

 (Blandfordia cunninghamii

オーストラリアのニューサウスウェールズ州に自生する種類。花茎の先端に玉状に花を咲かせる[5]

  • ブランドフォルディア・グランディフローラ

 (Blandfordia grandiflora

最も日本で流通している種。花は花茎の先端に10輪程度付く。ニューサウスウェールズ州と、クイーンズランド州に自生する[6]

  • ブランドフォルディア・ノビリス

 (Blandfordia nobilis

オーストラリアのニューサウスウェールズ州に自生する種類。グランディフローラ種に似るが、花茎先端に付く花の量は少ない[7]

  • ブランドフォルディア・プニケア

 (Blandfordia punicea

タスマニア州やビクトリア州に自生する。他の種と比べて赤みの強い花を咲かせる[8]

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ギャラリー

出典

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