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マルキョク
パラオの首都 ウィキペディアから
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マルキョク(パラオ語: Melekeok、[məˈleɪkeɪ.oʊk])は、パラオ共和国のマルキョク州にある同国の首都である[1][2]。パラオ最大の島、バベルダオブ島の東岸に位置する。
2006年10月7日、マルキョクの中心部から2 km程北西のンゲルルムッドの集落に政府が移転し、マルキョクはコロールに代わって同国の首都となった[3]。駐日パラオ共和国大使館特命全権大使によると、首都移転の理由としては、コロールの人口過密解消と経済機能の分散のほかに、土地が政府に無償で提供されたことが挙げられている[4]。現在国会議事堂が建っている首都エリアは、連邦直轄地であるアメリカ合衆国の首都ワシントンD.C.と同様に、共和国政府所管の国有地である[4]。
かつてコロールに日本の南洋庁の庁舎が置かれ、マルキョクをふくむ島民から慣習法[5](『南洋群島々民旧慣調査報告書』)や伝承[6](pp24-110)の聞き取りなどを行った。1920年代から写真による記録がある[9]。
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地理
マルキョクは同名の州の7つの自治体のひとつ。州は面積28 km2、北はンギワル、南はンチェサルに接する[10]。
国会議事堂を置いたンゲルルムド地区(Ngerulmud)は国有地である。
自然
パラオ最大の淡水湖はガルドック湖[11]と呼ばれ、マルキョク州にある。CITES附属書I収載のイリエワニ(Crocodylus porosus)の生息地だが繁殖個体は少ない[11]。湿地に見られる鳥類には固有種ほか以下を含む。
- アカオウギビタキ Rhipidura lepida[12]
- パラオムナジロバト Gallicolumba canifrons[13]
- ヒメヒラハシ Myiagra erythrops[14]
- ホリイヒメアオバト Ptilinopus pelewensis[14]
行政区画
州都マルキョクは同名の州の7つの自治体のひとつ。
- マルキョク
- エルトング(Ertong)
- ゲブルチ(Ngeburch)
- ゲレメチェルチ(Ngeremecheluch)
- ゲレメレチ(Ngermelech)
- ゲルべサング(Ngerubesang)
- ゲルリング(Ngeruling)
遺跡
モノリスが発見された。
参考文献
発行年順。「※」印はインターネット公開。
- ※『南洋群島写真帖』再版[7]1冊 (ページ番号なし) ; 27×37cm、ミクロネシア--写真集。
- 31 マルキヨク公学校生徒(パラオ)(コマ番号43)
- 49 パラオ島マルキヨク村ノ道路(コマ番号57)
- ※『南洋群島写真帖 : 南洋庁始政十年記念』[8]71枚 ; 27×37cm、ミクロネシア--写真集。
- パラオ、マルキヨクの海岸(24頁、コマ番号89)
- パラオ昌南木工徒弟養成所(27頁左上、コマ番号99)
- パラオ、マルキヨク公学校(27頁左下、コマ番号99)
- パラオ昌南クラブ(27頁右下、コマ番号99)
- ※『南洋群島々民旧慣調査報告書』[5]468p ; 23cm。慣習法。
- 「パラオ本島マルキヨク、カイシヤル、オギワル、ガラルド、アルコロンに於ける刑事に関する慣習」432頁-。マルキョク村長「テンレー」の供述に基づいてまとめた。
- 「第1編 罪」、「第2編 刑事に関する手続」
- ※『お月さまに昇った話 : パラオ島童話集』[6]
- 「パラオ島の村々の起こり」29-37頁(コマ番号24-28)
- 「マルキョクの山とカイシャルの山の話」38-41頁(コマ番号29-30)
- 「メディベラオ神の話(1)生い立ち」109-頁コマ番号64-30)メグレゲルという神格化されたアオマダラウミヘビが登場する話。マルキョク村ウルトイ島ほかに生息。
- 「お月さまに昇った話」199-201頁(コマ番号109-110)長い話の一節。夫オイットはバカイ鳥(ツカツクリ)で、妻アックドに渡したウドウドはパラオの数種の貨幣のひとつ。その貨幣はバカイと呼ばれた。
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出典
関連項目
外部リンク
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