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マルク・ククレジャ

スペインのサッカー選手 ウィキペディアから

マルク・ククレジャ
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マルク・ククレジャ(Marc Cucurella, 1998年7月22日 - )は、スペインバルセロナ県アレジャスペイン語版出身のプロサッカー選手プレミアリーグチェルシー所属。スペイン代表。ポジションはディフェンダーミッドフィールダー

概要 マルク・ククレジャ, 名前 ...
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経歴

要約
視点

クラブ

バルセロナ

2006年にエスパニョールカンテラに入団すると、その6年後の2012年にはバルセロナの育成組織であるラ・マシアに入団。2016年にプロ契約を結ぶとバルセロナBに配属され、11月26日のルスピタレート戦でプロデビューを果たした[1]

2017年7月7日にバルセロナと2021年までの契約に合意すると、2017-18シーズンはトップチームのメンバーにも招集され、10月25日の国王杯レアル・ムルシア戦でトップチームデビューを果たした[2]。同シーズンは国王杯優勝を経験したものの、ラ・リーガ出場までには至らなかった。

エイバル

2018年8月31日、エイバルへのローン移籍が決定[3][4]。11月24日の本拠地エスタディオ・ムニシパル・デ・イプルーアでのレアル・マドリード戦では、全3得点に絡む活躍で、3-0の歴史的アップセットを達成[5][6][7][8][9]。2019年1月14日のカンプ・ノウでのバルセロナ戦では、試合前にローン元のチーム相手との対戦に意気込んだものの[10][11]、試合は0-3で敗れた[12]。のちに、このシーズンに指導を受けたホセ・ルイス・メンディリバル監督に対して「彼は僕に自信を持たせてくれ、守備面の役割を完遂できるようになった。」と大きな影響を受けたことを明かしている[13]

2019年5月27日、エイバルは買い取りオプションを行使し、完全移籍となった[14]

バルセロナ復帰

2019年7月16日、バルセロナは400万ユーロを支払い、ククレジャの買い戻しオプションを行使した[15]

ヘタフェ

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ヘタフェでのククレジャ

2019年7月18日、ヘタフェに買い取りオプション付きのローン移籍[16]。買い取りオプションを行使した場合、600万ユーロの移籍金を支払う必要がある。また、将来ヘタフェから移籍した場合、移籍金の40 %はバルセロナが受け取ることになる[17]

2020年6月30日、ヘタフェは買い取りオプションを行使し、バルセロナに1,000万ユーロを支払い、バルセロナは将来的に選手が売却される場合、10 %の権利を保有する[18]

ブライトン

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ブライトンでの背番号は「3」を背負った

2021年8月31日、元スペイン代表で現役引退後はブライトンのスカウト担当を担っていたパブロ・イバニェスの目に留まり[19]、5年契約でブライトンに移籍[20]。移籍金は推定1500万ポンドと推定されている[21]。2021-22シーズンは定位置を掴み、公式戦36試合に出場し、1ゴール1アシストを記録した。

チェルシー

2022年8月5日、プレミアリーグのサイドバックにおいて史上最高額となる6,200万ユーロの移籍金でトーマス・トゥヘル監督率いるチェルシーへ6年契約で移籍すると[22]、7日に行われた2022-23シーズン開幕戦のエヴァートン戦で後半75分に投入され、チェルシーでの公式戦デビューした。さらに、その翌節のトッテナム戦ではコーナキックからカリドゥ・クリバリのゴールをアシストして移籍後初アシストを記録した[23]。チェルシーではサイドバックはもちろん、ウイングバックや3バックの一角でプレイした[要出典]

2023年4月1日にスタンフォード・ブリッジ で行われたアストン・ヴィラ戦では、相手MFのドウグラス・ルイスのロングパスの処理を誤ってオリー・ワトキンスのゴールを献上。チームはホームでの試合でありながら0-2で敗れ、この試合後にグレアム・ポッター監督は解任されることとなった[24][25]

2024-25シーズン、プレミアリーグでキャリアハイの5ゴールを挙げ、UEFAカンファレンスリーグでは9試合に出場し2ゴール1アシストを記録し、タイトル獲得に貢献[26]FIFAクラブワールドカップでも6試合に出場し、大会ベストイレヴンに選出される活躍で[27]、優勝に貢献した[28]

代表

2014年からスペインの各世代別代表に召集され、2015年のUEFA U-17欧州選手権では大会の優秀選手に選出された[29]

2020年11月、オランダとの親善試合で負傷離脱したホセ・ルイス・ガヤに代わり、A代表に初招集された[30]

A代表初キャップは2021年6月8日、リトアニアとの親善試合で、前半のみの出場ながらキャプテンを務めた[31]。6月29日には、東京オリンピックを戦うU-24スペイン代表に選出され[32]、決勝で延長戦の末ブラジルに敗れたものの、銀メダルを獲得した[33]

2024年、UEFA EUROのメンバーに選出され、決勝のイングランド戦ではオーバーラップから、ミケル・オヤルサバルの決勝点をアシストした[34]

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人物

要約
視点

幼少期、髪型ゆえのからかい

Cucurella は幼い頃、兄弟とともに長くて巻き髪(カーリーな髪型)であったため、「女の子だ」と間違われることがよくあったと語っている。観戦者などから「美しい女の子たちだ」と言われることもあったとのこと[36]

家族との関係と子育ての挑戦

彼は、3人の子どもの父親であり、長男が自閉症スペクトル障害(ASD:Autism Spectrum Disorder)と診断されている。これは子どもが小さい頃には明確ではなかったが、学校などで普通の環境に適応できず、「幸せでない」と感じることがあったため、専門校を検討するなどして家族で支え合いながら対応してきた[37][38]

チーム内でのリーダーシップと仲間との関係づくり

チェルシーで過ごす中で、新加入選手をチームに馴染ませるために積極的に動いており、特にスペイン語を話す選手同士で WhatsApp グループを作ってコミュニケーションを取るなど、オフ・ピッチでも仲間との繋がりを大切にしている。[39]

ファン・メディアとの関係、個性の表出

ユーロ 2024 でスペイン代表として優勝した後、彼のキャラクターや髪型、歌(ファンソング)などが注目を集め、「個人として共感してもらえる存在」を自覚するようになった、と語っている。「スーパースターではなく、人々が共感できる選手でありたい」という思いが強いという[40]

ユニークな賭け:ミニゴルフで歌を歌う羽目に

ある時、チームメイトとミニゴルフをした際に「外したら歌う」という賭けをした。ククレジャはそのホールを外してしまい、大勢の前で歌わなければならなかったと語っている。これを本人も「悪いミスだった」と笑いながら振り返っている[41]

髪を赤く染めると約束して実行した変身

スペイン代表としてユーロ2024を制した後、優勝を祝う意味を込めて「スペインが勝ったら髪を赤く染める」と約束し、その通りに自分の巻き毛を赤く染め、祝勝と共にユニークな変身を披露した。ファンやメディアからも「よくやったジョーク」として好意的に受け止められている[42]

スリップが招いた“靴をゴミ箱へ”というリアクション

チェルシー対トッテナムのロンドンダービーで、試合序盤にピッチで滑って失点に関わるミスを連続してしまったククレジャは、その後ベンチへ戻るときにスパイクを履き替え、試合後には自分が履いていた靴をゴミ箱に入れた写真を自身のSNSに投稿。ブランド側もこのリアクションを受け、広告で「滑ることより、どうやって立ち直るか」が重要だという内容のジョーク広告を出すなど、あえてユーモアに変えた出来事となった[43][44]

“驚きの瞬間”での自虐的な告白

ユーロ2024のスペイン代表戦の1試合で、審判の判定を巡るハンドの場面で自分の手がボールに触れていたのではないかと感じて緊張し、「ママミア、ズボンを濡らしてしまった(I wet my pants)」と冗談交じりに発言したことを、後に語っている。試合中の緊張と衝撃が彼にとって思いがけないリアクションにつながったエピソードである[45]

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個人成績

クラブ

さらに見る 国内大会個人成績, 年度 ...

代表

さらに見る スペイン代表, 国際Aマッチ ...

タイトル

クラブ

チェルシー

代表

U-23スペイン代表
スペイン代表

個人

脚注

外部リンク

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