トップQs
タイムライン
チャット
視点

マーベル・スーパーヒーローズ (アニメ)

まんがスーパー大集合 ウィキペディアから

マーベル・スーパーヒーローズ (アニメ)
Remove ads

マーベル・スーパーヒーローズ』(原題 - The Marvel Super Heroes)は、アメリカ合衆国テレビアニメである。

概要 マーベル・スーパーヒーローズ, アニメ ...
Remove ads

概要

要約
視点

グラントレイ・ローレンス・アニメーションマーベル・コミックにより、子供向けの短編アニメとして制作。『キャプテン・アメリカ』『アイアンマン』『ハルク』『マイティ・ソー』『サブマリナー』の5作品を毎日1作品ずつ放送していた。

この番組は基本、月曜日に『キャプテン・アメリカ』、火曜日に『ハルク』、水曜日に『アイアンマン』、木曜日は『マイティ・ソー』、金曜日に『サブマリナー』を放送。

この番組はアベンジャーズを舞台にしており、それぞれ主役のヒーローがその番組に登場するヴィランと戦っている。

本作は第1話に7分間の尺で3本立ての30分番組として65本製作され、全195話のエピソードが1966年9月1日から同年12月1日まで番組販売で放送[1][2]

カラーで制作されたこの作品は、ゼログラフィによって製作されており、いわゆるリミテッド・アニメーションである。コミックを印刷コピーしてその絵を奇麗に切り取り、アニメ映像に直接加えたものだった。

本作はコミックの絵を流用しており、街の背景などを含むすべての演出は劇画アニメと同様で、拳銃を撃つときやパンチをするときなどに「BAM!」や「BOOM!」などといった演出もあり、これはドラマ『怪鳥人間バットマン』でも同様のシーンがあり、キャラクターの動きも最小限に抑えていた。

マーベル・コミック発行責任者でアート・ディレクターでもあったスタン・リーは2004年、発行者のマーティン・グッドマンがグラントレー・ローレンスと契約を交渉した際、ローレンスが信用するキャラクターを選んだのだろうと述べた。ローレンスは、リーが本作の制作に全力で取り組んでいる間、マディソン・アベニュー付近の東60丁目30番地のペントハウス・アパートをリー夫妻に貸与した。(この頃のリーは、ニューヨークのロングアイランドにあるヒューレット・ハーバーに在住していた。)リーは、「マーベルのアーティストたちの反応はもう忘れちゃったけど、主題歌の歌詞はとても素晴らしいと思うし、私が書いたって言っておきたいけど、実はあの歌詞を書いたのは私自身じゃないんだ。」と言っていた[3]。そのため、本作のテーマソングの作詞は、ジャック・アーボンドが担当していた[4]。スティーヴ・クランツ(本作の配給担当者)は、『マイティ・ソー』の制作を、フライシャー・スタジオの当時ベテランだったシャマス・カルへインが率いていたパラマウント・カートゥーン・スタジオ(パラマウント・ピクチャーズ・アニメーション部門の制作会社、以前はフェイマス・スタジオとして広く知られていたことがある。)に委託契約を締結していた。

マーベルは1966年11月号の「Marvel Bullpen Bulletins(内容的には『マーベル 最新ニュース』)」でこのアニメを発表し、毎月発行されるファン向けのページに大きな文字で「僕らの大人気コミックヒーローが週に5日、30分のテレビ番組としてやってくる!放送局と放送時間をチェックしたら、時計のタイマーを時間通りに合わせてね!楽しい番組が君を待ってるぞ!」と述べている。[5]

Remove ads

日本での展開

現時点で確認できるのは、2種類の吹き替え版のみ。

日本テレビ版(1976年)

日本では1976年5月17日から同年7月26日まで[6]日本テレビで平日 8:30 - 8:45[6]関東ローカルまんがパレード』枠)に『宇宙超人スーパーヒーロー』の題で放送、その後1976年10月29日から同年11月18日まで同枠で再放送された[7]。詳細は不明だが、ショーのオープニング・エンディングは使われなかったとみられる。2023年現在、マーベルヒーローのテーマソングは使われたかは確認されていない。

東京12チャンネル版(1979年)

1979年8月8日から同年12月28日まで東京12チャンネル(現・テレビ東京)で『まんがスーパー大集合』と題して放送されていた[8]。放送時間は毎週月曜 - 金曜 18:00 - 18:15 (日本標準時)。この吹替では台本無視のアドリブだったのが、途中でまともな台詞になり、そのまま幕を閉じた。

Remove ads

サウンドトラック

5人のヒーローで全13話ずつ、殆どの楽曲はVinyl Treasures、CONROY(特にDramatic Tracks 2(作曲 - ピーター・ヨーク))、KPM(Cosmic Cloud、Fever Pitchなど)、Video Moods Library(Flurry(作曲 - ワード・シルズ(Ward Sills))など)という有名なレーベルの楽曲が使われている。まんが・スパイダーマンの楽曲も一部使われており、そのアニメの「Blotto」(黒い怪物と空飛ぶスパイダーマンのシーン)でも使われていたレイ・エリスの迫力の高い楽曲もあった。

主なキャスト

要約
視点

※『まんがスーパー大集合』では、キャラクター同士の共演によって声優が変更されている。

メイン

キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャース
声 - サンディ・ベッカー、神谷明[9](東京12チャンネル版)
レッドスカルたちの悪手から街を救うヒーロー。
ハルク/ブルース・バナー
声 - ポール・ソールズ(ブルース)、マックス・ファーガソン(ハルク)
旧吹替版での名称はホーク
緑の巨人で、友達を助ける正義の味方。
アイアンマン/トニー・スターク
声 - ジョン・バーノン、玄田哲章(東京12チャンネル版)
スターク・インダストリーズの社長。アイアンマンのスーツで自由に飛び、リバルサー光線で敵をやっつける。
マイティー・ソー/ドナルド・ブレイク博士
声 - クリス・ウィギンス、神谷明(東京12チャンネル版)
旧吹替版での名称ではトール
ごく普通の医師。あるときはマジックハンマーでアスガルドの神・ソーに変身する。
サブマリナー/プリンス・ネイモア
声 - ジョン・バーノン
アトランティス帝国の王子。
ハッピー・ホーガン
声 - トム・ハーヴェイ→ポール・ソールズ、神谷明(東京12チャンネル版)
スタークの相棒。
ペッパー・ポッツ
声 - マーガレット・グリフィン
スターク社の秘書。
バッキー
声 - カール・バナス
キャプテン・アメリカの相棒。
クイックシルバー
声 - レン・カールソン
キャプテン・アメリカ率いるアベンジャーズのメンバー、いろんな場所をフルスピードで移動できるヒーロー。
ジャイアントマン
声 - トム・ハーベイ
アベンジャーズのメンバー。赤いアリのコスチュームを着ており、小さくなって敵のアジトへ潜り込むことができる。
ワスプ
声 - ヴィータ・リンダー
アベンジャーズのメンバー、ハンクと同じく縮小できる。
スカーレット・ウィッチ
声 - ヴィータ・リンダー
ゴライアス/ハンク・ピム
声 - ?
旧吹替版ではジャイアントワン
水色のコスチュームで、頭の間に黄色い太い線が特徴。
ベティー・ロス
声 - ヴィータ・リンダー
女性科学者、ブルースの助手。
サディアス=サンダーボルト・ロス将軍
声 - ポール・クリグマン
ベティの父
リック・ジョーンズ
声 - ポール・ソールズ
ブルース/ハルクの友達。ガンマ線から救われた少年。
レディ・ドーマ
声 - ヴィータ・リンダー
ジェーン・フォスター
声 - ヴィータ・リンダー
看護師、ブレイク博士の助手。
ローレライ
声 - ヴィータ・リンダー
クレイヴン・ザ・ハンター
声 - クリス・ウィギンス
バルダー
声 - クリス・ウィギンス
ジャック・フロスト
声 - クリス・ウィギンス
プロフェッサーX
声 - クリス・ウィギンス
ウォーロルド・クラング
声 - ポール・クリグマン

ヴィラン

ホークアイ
声 - ヘンリー・レイマー→クリス・ウィギンス、神谷明(東京12チャンネル版)[注釈 1]
ブラック・ウィドウ
声 - マーガレット・グリフィン、小原乃梨子(東京12チャンネル版)
ドクター・ドゥーム
声 - ヘンリー・ラマー
レッドスカル
声 - ポール・キングマン、たてかべ和也(東京12チャンネル版)
旧吹替版ではアカホネ
スーパーアダプトイド
声 - カール・バナス→バーン・チャップマン、飯塚昭三(東京12チャンネル版)
旧吹替版ではピッタンコ
スーパー・スクラル
声 - トム・ハーベイ
ロキ
声 - レン・カールソン
ソードマン
声 - エド・マクナマラ
オーディン
声 - バーナード・コワン
マッド・シンカー
声 - レン・カールソン→エド・マクナマラ
バロン・ジモ
声 - ギリー・フェンウィック
カメレオン
声 - トム・ハーベイ
モルメン/ハーヴェイ・アレン博士
声 - ポール・クリグマン
エンチャントレス
声 - マーガレット・グリフィン
旧吹替版ではイライラ
パワーマン
声 - ポール・クリグマン、たてかべ和也(東京12チャンネル版)
旧吹替版ではアラントロフ
チタニウムマン
声 - エド・マクナマラ
ブーメラン
声 - エド・マクナマラ
マンダリン
声 - ヘンリー・ラマー
アットゥマー
声 - ポール・ソールズ
グレイ・ガーゴイル
声 - クリス・ウィギンス
ネファリア伯爵
声 - クリス・ウィギンス
クリムゾン・ダイナモ
声 - トム・ハーベイ
真っ赤なロボットスーツを装着したヴィラン。

その他

アイスマン
声 - トム・ハーベイ
グレン・タルボット
声 - ジョン・バーノン
シャロン・カーター
声 - ヴィータ・リンダー
ペギー・カーター
声 - ヴィータ・リンダー
キャプテン・トラク
声 - バーナード・コワン
ナーサン・ガレット
声 - レン・カールソン
ブラックナイト
エドウイン・ジャービス
声 - バーン・チャップマン
ガルガンタス
声 - ヘンリー・コモア
ラジオアクティブマン/チェン・ルー博士
放射能を浴びた影響で放射能人間になった科学者。
リングマスター
声 - ?
ネイサン・ギャレット/ブラック・ナイト
声 - ?
ナレーション
声 - バーナード・コワン、内海賢二(東京12チャンネル版)
  • そのほかの声優(オリジナル版) - ペグ・ディクソン、クロード・レイ、ドン・メイソン
  • その他の声優(日テレ版) - 広川太一郎関敬六 ほか
Remove ads

各話リスト

要約
視点

※現在判明分の監督・脚本・原作である。

キャプテン・アメリカ

さらに見る 話, 邦題 ...

超人ハルク

さらに見る 話, 邦題 ...

アイアンマン

さらに見る 話, 邦題 ...

マイティー・ソー

さらに見る 話, 邦題 ...

サブマリナー

さらに見る 話, 邦題 ...
Remove ads

主題歌

  • The Marvel Super Heroes Has Arrived! - この番組のオープニング。
  • The Merry Marvel Marching Society - この番組のエンディング。
  • キャプテン・アメリカのテーマ(Captain America Theme Song) - 以下、番組内でのオープニングとエンディング。
  • ハルクのテーマ(The Incredible Hulk Theme Song)
  • アイアンマンのテーマ(The Invincible Iron Man Theme Song)
映画アイアンマン (2008)のサウンドトラックにジャック・アーバントの楽曲として収録。
  • マイティ・ソーのテーマ(The Mighty Thor Theme Song)
  • サブマリナーのテーマ(Prince Namor The Sub-Mariner)

ディズニー・ミュージック・グループは、上記の7曲をきれいな状態にリマスタリングし、2024年7月12日から11月15日までにレコードを発売すると発表[10]Moraでも配信されており、Youtubeの公式チャンネル「MarvelMusicVEVO」でも視聴可能である。

Remove ads

放送局

※いずれも打ち切りあり

さらに見る 放送局, 放送日付 ...

ホームメディア

アメリカでは過去にVHSビデオが発売されたことがあり[11]、2003年にはブエナ・ビスタ・ホームエンターテイメントから発売されたDVD『アニメ・超人ハルク』の映像特典にハルクの起源回(第1話Aパート)が収録されている[12](日本版は未収録)。

また、ブエナ・ビスタ・ホームエンターテインメントが2004年9月頃に発表したところでは、本作をThe 60's Super Heroesというタイトルで5枚組セットのDVDをリリースすると予定されていたが[13]、マーベル側は本作の商品化に対し『予定はない』と語っている[14]

2007年5月21日には、イギリスの販売会社であるマキシマム・エンターテインメントが、リージョン2用に4枚の2ディスクセットを発売。セットの中には、キャプテン・アメリカ、アイアンマン、サブマリナー、マイティー・ソーの本編が全13話分も収録されている[15]。2008年8月25日には、同国の販売会社であるリベレーション・エンターテインメントがハルクのエピソードを2枚組でリリースした。

Remove ads

関連項目

参考文献

脚注

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads