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ミシェル・ヨー

マレーシアの女優 (1962-) ウィキペディアから

ミシェル・ヨー
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ミシェル・ヨー(Michelle Yeoh, 1962年8月6日 - )は、香港ハリウッドで活躍する女優中国系マレーシア人。本名は楊 紫瓊(Yeoh Chu Kheng)。旧芸名はミシェール・キング(Michelle King)またはミシェル・カーン(Michelle Khan)[1]

概要 Michelle Yeoh ミシェル・ヨー, 本名 ...
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プロフィール

要約
視点

マレーシアイポーで、華僑の両親の間に生まれた[2]。4歳からバレエを習い、15歳からロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・ダンスに留学したが、17歳のころ怪我が元で断念し、演技と振付を学んで卒業した[2]。マレーシアに帰国後、ミス・マレーシアに選ばれ、1983年のミス・ワールドに出場した[2]

1984年、ジャッキー・チェンと共演するCMで芸能デビュー[3]香港映画製作会社D&Bフィルムズ德寶電影公司)と専属契約し、サモ・ハン・キンポー監督・主演作『デブゴンの快盗紳士録』で「ミシェル・カーン」の名で女優デビューした[4]。1985年、初主演作『レディ・ハード 香港大捜査線』でアクション映画に挑戦。格闘技経験はなかったが、バレエ仕込みの身体表現で激しいカンフーアクションや危険なスタントシーンを演じ[3][4]、レディ・アクションスターの先駆けとなった。1986年の『皇家戦士』では真田広之と共演した。

1988年、D&Bフィルムズの社長ディクソン・プーンと結婚したのを機に女優を引退したが、3年後に離婚[2]。1992年、ジャッキー・チェンとの共演作『ポリス・ストーリー3』で復帰した。この映画では「走行中の貨物列車の屋根にオートバイで飛び乗る」というスタントを代役なしで演じた[3]

1997年、『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』で「ミシェル・ヨー」としてハリウッドへ進出。ジェームズ・ボンドと対等に渡り合う「戦うボンドガール」として注目を浴びた。2000年、アカデミー賞外国語映画賞ほか4部門を受賞した『グリーン・デスティニー』ではアン・リー監督と出会い、演技面で大きな転機となった[4]

アクション映画で活躍する一方で、『宋家の三姉妹』『SAYURI』などの文芸映画、『クレイジー・リッチ!』『ラスト・クリスマス』などのコメディ映画、『バビロンA.D.』『スタートレック:ディスカバリー』(TVドラマシリーズ)などのSF作品にも幅広く出演している。『カンフー・パンダ2』『ミニオンズ フィーバー』ではアニメ映画の吹替えを行った。

2004年、フェラーリF1チーム代表のジャン・トッドと婚約(事実婚)し、19年後の2023年7月に正式な婚姻を結んだ[5]。トッドは2009年から2021年まで国際自動車連盟(FIA)会長を務めた。トッドの職務に付き添い、ヨーがサーキットに姿を見せることもある[6]

2007年、レジオンドヌール勲章を受章した[7]。『グリーン・デスティニー』の女剣士、『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』のボンドガールとして有名となり、フランスとマレーシアの文化の架け橋となったことが認められたのが主な理由と語られている。

2013年にはマレーシア国王より最高勲章「タンスリ」を授与された[8]。2022年、映画芸術への貢献を認められ、アメリカン・フィルム・インスティチュート (AFI) から名誉美術博士号を授与された(アジア人アーティスト初)[9]。また、2022年TIME誌が選ぶ「アイコン・オブ・ジ・イヤー」に選ばれた[10]

2023年、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の主演エヴリン役が評価され、第80回ゴールデングローブ賞 映画部門 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門)、第29回全米映画俳優組合賞主演女優賞第95回アカデミー賞主演女優賞を受賞。アジア系俳優が男女を問わずアカデミー主演賞を獲得するのは史上初の快挙となった[11]。受賞に際しヨーは「私のような見た目のすべての男の子と女の子へ、これは希望と可能性の印です。夢がかなう証しです。そして女性の皆さん、『あなたはもう盛りを過ぎた』なんて誰にも言わせてはなりません」とコメントしている[12]

同年、国際オリンピック委員会(IOC)はインドムンバイにて行われたIOC総会において、ヨーをIOC委員に選出した。ヨーはスカッシュにおいて、マレーシアのジュニア女王になった経歴があり、同選挙の委員長を務めたイギリス王女アン・エリザベス・アリス・ルイーズも投票前にその旨を紹介している[13][14]

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ギャラリー

フィルモグラフィ

要約
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※役名の太字表記は主演。

映画

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テレビシリーズ

テレビドラマ

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日本語吹き替え

当初は作品毎に異なる声優が務めていたが、『グリーン・デスティニー』(ソフト版)以降は主に塩田朋子が担当している。

このほかにも、唐沢潤高島雅羅深見梨加なども複数回、声を当てている。

脚注

外部リンク

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