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ミシェル・ヴァイヨン
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ミシェル・ヴァイヨン(Michel Vaillant)は、架空の人名およびこの人物を主人公として作られたテレビ・アニメーションと映画の題名。フランス生まれのベルギーの漫画家ジャン・グラトンが1957年から発表しているフレンチコミック・シリーズ(バンド・デシネ)の主人公であり、主にフォーミュラ1で活躍するレーシング・ドライバーである。
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コミック
発表当時、グラトンはすでに漫画専門誌『タンタン』にスポーツ・ヒーローものの短編を数多く発表しており、1957年に初めてミシェル・ヴァイヨン・シリーズを発表したのも『タンタン』誌だった。
グラトンの設定では、ヴァイヨン家はもともと運輸業を営んでいたが、トラックや自動車の製造に乗り出すうちにフォーミュラ1参加を決意。御曹司のミシェルをドライバーとするレース・チームを結成し、数多くの困難を乗り越えてフォーミュラ1のみならずインディカー、ラリー、エンデューロレースといった様々なモータースポーツに挑んでいく。
ヴァイヨン・レース・チームのメイン・ドライバーはミシェル、チームメイトはアメリカ人のスティーヴ・ワーソン。マシン整備はミシェルの兄のジャン・ピエールが担当し、監督はミシェルの父アンリが務めている。
作品中にはジャッキー・スチュワートやアラン・プロストといったドライバーから、フェラーリやウィリアムズF1といったチーム名まで多くの実在のフォーミュラ1関係者が実名で登場。モータースポーツ・ジャーナリストのジェラール・クロンバックがミシェルにインタビューする場面も多い。
最近ではジャン・グラトンに代わって息子のフィリップ・グラトンが部分的に作画を行っている。
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アニメ
テレビ・アニメーション・シリーズの『ミシェル・ヴァイヨン』は1986年から1989年までアメリカ合衆国で『ホット・ホィールの英雄たち(Heroes on Hot Wheels)』の題名で放送。ヨーロッパでの放送時には『ミシェル・ヴァイヨン』の題名になった。
映画
概要
映画版『ミシェル・ヴァイヨン』(Michel Vaillant)は、2003年にフランスで製作された。監督はルイ=パスカル・クヴレール。脚本はリュック・ベッソンとジル・マランソンが手がける。
公開前に劇中車が発表され、撮影を目的に実際のル・マン24時間レースに2台が参戦し話題を集めた。 また、2003年のフォーミュラ1最終戦では、オープニング後に、コマーシャルとして提供された。
なお内容については、主人公のミシェル及びヴァイヨン・チームがサーキットレースからラリー競技まであらゆるレースカテゴリーに参戦し優秀な成績を収めてしまう点や、ライバルの謀略によりラリー競技中に死亡したチームメイトの妻が亡き夫の夢を果たすためにル・マンにエントリーするなど、現実離れした内容に賛否両論の声が聞かれる。
ただし現実にはキミ・ライコネンの様に、F1からWRCに転向して成績を残すドライバーも存在する。
登場人物
- ミシェル・ヴァイヨン
- 演 - サガモア・ステヴナン
- チーム「ヴァイヨン」のメンバー。
- デヴィッド・ドアティ
- 演 - スコット・スラン
- チーム「ヴァイヨン」のメンバー。爆発炎上で死亡する。
- スティーヴ・ウォーソン
- 演 - ピーター・ヤングブラッド・ヒルズ
- ミシェルの親友。
- ボブ・クレイマー
- 演 - フランソワ・ルヴァンタル
- ミシェルの宿敵。
- アンリ・ヴァイヨン
- 演 - ジャン=ピエール・カッセル
- ミシェルの父。経営者。
- ジャン=ピエール・ヴァイヨン
- 演 - フィリップ・バス
- ミシェルの兄。
- ルース・ワン
- 演 - リサ・バービュシア
- 亡き父の遺志を継ぐ。卑劣な性格。
- ジュリー・ウッド
- 演 - ディアーヌ・クルゲール
- デヴィッドの妻。レースに出場する。
キャスト
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関連項目
- レベリオン・レーシング - 2017年のFIA 世界耐久選手権のLMP2クラスに、ヴァイヨン・チームのカラーリングで参戦した。
外部リンク
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