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ミルトン・ナシメント

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ミルトン・ナシメント
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ミルトン・ナシメントMilton Nascimento1942年10月26日 - ) は、「ブラジルの声」の異名を持つブラジル出身の、MPBの代表的シンガーソングライター、音楽アーティストである。

概要 ミルトン・ナシメントMilton Nascimento, 基本情報 ...
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ミルトン・ナシメント(1972年)
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略歴

リオデジャネイロ市で生まれ、幼い頃ミナスジェライス州トレス・ポンタスに移る。1963年より本格的に音楽活動を開始。1966年、ミルトンが作曲した「Canção do Sal(塩の歌)」が、エリス・レジーナの歌で大ヒットする[1]1967年インディーズのCodilからファースト・アルバム『トラヴェシーア』発表。同作は長い間廃盤だったが、2003年にCD化された[2]

その後、クリード・テイラーに認められ、1969年A&Mレコードからメジャー・デビュー・アルバム『コーリッジ』を発表。1972年には、ミナスジェライス州出身の仲間であるロー・ボルジェストニーニョ・オルタ等と、アルバム『街角クラブ~クルービ・ダ・エスキーナ』を発表した。1974年には、ウェイン・ショーターのアルバム『ネイティヴ・ダンサー』にゲスト参加し、幅広いファン層を得た。その後もジョージ・デュークサラ・ヴォーンと共演し、MPBの枠にとどまらない活躍を続ける。

1988年に初来日。1990年にはポール・サイモンのアルバム『リズム・オブ・ザ・セインツ』に参加。

1991年のアルバム『チャーイ』は、『ビルボード』誌のワールドミュージック・チャートで1位を獲得。同年、ライブ・アンダー・ザ・スカイに出演のため2度目の来日を果たした。

1994年のアルバム『アンジェルス』には、ジャズ/フュージョン界からウェイン・ショーターハービー・ハンコックロン・カータージャック・ディジョネットパット・メセニーが、ロック界からジョン・アンダーソンピーター・ガブリエルジェームス・テイラーらがゲスト参加している。

1998年には、アルバム『ナシメント』で、グラミー賞ワールドミュージック部門を獲得。2000年ジルベルト・ジルとの連名によるアルバム『ジル&ミルトン』発表。

2008年、ジョビン・トリオ(アントニオ・カルロス・ジョビンの息子パウロ・ジョビンが率いるグループ)との連名によるアルバム『ノヴァス・ボッサス』を発表。

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ディスコグラフィ

リーダー・アルバム

  • 『トラヴェシーア』 - Milton Nascimento (Travessia) (1967年)
  • 『コーリッジ』 - Courage (1969年) ※旧邦題『太陽の歌』
  • 『ミルトン・ナシメント』 - Milton Nascimento (1969年)
  • 『ミルトン』 - Milton (1970年)
  • 『街角クラブ~クルービ・ダ・エスキーナ』 - Clube da Esquina (1972年) ※with ロー・ボルジェス、クルービ・ダ・エスキーナ
  • 『ミラグリ・ドス・ペイシェス』 - Milagre dos Peixes (1973年)
  • ネイティヴ・ダンサー』 - Native Dancer (1974年) ※with ウェイン・ショーター
  • 『ミナス』 - Minas (1975年)
  • 『ジェライス』 - Geraes (1976年)
  • 『ミルトン』 - Milton (1976年) ※with ウェイン・ショーター、ハービー・ハンコック
  • Clube da Esquina 2 (1978年)
  • 『ジャーニー・トゥ・ドーン』 - Journey to Dawn (1979年)
  • 『歩哨』 - Sentinela (1980年)
  • Caçador de Mim (1981年)
  • 『アニマ』 - Anima (1982年)
  • Ponta de Areia (1982年)
  • Missa dos Quilombos (1982年) ※with ペドロ・カサルダリガ、ペドロ・ティエッラ
  • 『アオ・ヴィーヴォ (ライブ)』 - Ao Vivo (1983年)
  • 『出会いと別れ』 - Encontros e Despedidas (1985年)
  • 『ライヴ・ウィズ・ウェイン・ショーター』 - A Barca dos Amantes (1986年) ※with ウェイン・ショーター
  • 『黒豹 (ヤウアレテー)』 - Yauaretê (1987年) ※with ウェイン・ショーター、ハービー・ハンコック
  • 『ミルトンス』 - Miltons (1989年) ※with ハービー・ハンコック
  • Canção da America (1990年)
  • 『チャーイ』 - Txai (1990年)
  • Noticias do Brasil (1992年)
  • Três Pontas (1993年)
  • 『アンジェルス』 - Angelus (1994年) ※with ウェイン・ショーター、ハービー・ハンコック、ジェームス・テイラージョン・アンダーソン
  • 『ライヴ~この美しき惑星より』 - O Planeta Blue na Estrada do Sol (1994年)
  • 『アミーゴ』 - Amigo (1996年)
  • 『ナシメント』 - Nascimento (1997年)
  • 『ライヴ!~タンボーリス・ヂ・ミナス』 - Tambores de Minas (1998年)
  • 『クルーナー』 - Crooner (1999年)
  • Nos Bailes da Vida (2000年)
  • ジル&ミルトン』 - Gil & Milton (2001年) ※with ジルベルト・ジル
  • Pietá (2003年)
  • 『ミュージック・フォー・サンデイ・ラヴァーズ』 - Music for Sunday Lovers (2003年)
  • O Coronel e o Lobisomem (2005年)
  • Milagre dos Peixes: Ao Vivo (2007年)
  • 『ノヴァス・ボッサス』 - Novas Bossas (2008年)
  • 『ミルトン・ナシメント&ベルモンド』 - Belmondo & Milton Nascimento (2008年)
  • ...E a Gente Sonhando (2010年)
  • Under Tokyo Skies (2010年) ※with ハービー・ハンコック
  • Nada Será Como Antes: O Musical (2011年)
  • Uma Travessia: 50 Anos de Carreira (2013年)
  • Tamarear (2015年) ※with ドゥドゥ・リマ・トリオ
  • Outros Cantos (2023年) ※with チタンジーニョ&ゾロロ
  • 『ミルトン+エスペランサ』 - Milton + Esperanza (2024年) ※with エスペランサ・スポルディング

EP

  • A Festa (2018年)
  • Nada Será Como Antes (2018年)
  • Existe Amor (2020年) ※with クリオーロ
  • Moon Over Minas (2024年) ※with ジョナサン・ウィルソン

コンピレーション・アルバム

  • Oratório (2000年)
  • 『マリア・マリア/ウルチモ・トレィン』 - Maria Maria / Ultimo Trem[3] (2002年)

参加アルバム

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脚注

参考文献

外部リンク

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