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メトプロロール

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メトプロロール(Metoprolol)とは、アドレナリン作動性効果遮断薬1つであり、(RS)-1-イソプロピラミノ-3-{4-(2-メトキシエチル)フェノキシ}プロパン-2-オールのことである。つまり、ラセミ体として供給される医薬品である。メトプロロールは脂溶性でアドレナリンβ1受容体を選択的に遮断する[2]。臨床現場ではβブロッカーと呼ばれる薬剤のひとつ。高血圧狭心症不整脈の治療に使用される。

概要 IUPAC命名法による物質名, 臨床データ ...
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効能・効果

本態性高血圧症(軽症〜中等症)、狭心症、頻脈性不整脈[3]

禁忌

下記の患者には禁忌とされている[3]

  • 糖尿病性ケトアシドーシス、代謝性アシドーシスのある患者
  • 高度の徐脈(著しい洞性徐脈)、房室ブロック(II、III度)、洞房ブロック、洞不全症候群のある患者
  • 心原性ショック、肺高血圧による右心不全、鬱血性心不全の患者
  • 低血圧症の患者
  • 重症の末梢循環障害(壊疽等)のある患者
  • 未治療の褐色細胞腫の患者
  • 製剤成分および他のβ-遮断剤に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 妊婦または妊娠している可能性のある婦人

副作用

重大な副作用として、心原性ショック(頻度不明)、鬱血性心不全(0.1%未満)、房室ブロック(0.1%未満)、徐脈(0.1%〜5%未満)、洞機能不全(頻度不明)喘息症状の誘発・悪化(0.1%未満)、肝機能障害・黄疸(頻度不明)が添付文書に挙げられている[3]

立体化学

メトプロロールは立体中心を含み、2つのエナンチオマーからなる。 これはラセミ体、すなわち(R) - および(S) - 体の1:1混合物である:[4]

さらに見る メトプロロールのエナンチオマー ...

出典

関連項目

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