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メロエ文字楷書体 (Unicodeのブロック)
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メロエ文字楷書体(メロエもじかいしょたい、英語: Meroitic Hieroglyphs)は、Unicodeのブロックの一つ。
解説
紀元前200年から紀元後600年ごろにかけて、現在のスーダンの首都ハルツーム付近に存在していた、クシュ人の支配地域であるメロエ王国で話された、未分類言語の一つであるメロエ語や、その後同地域及び南エジプトにおいて栄えたヌビア王国で話された、ナイル・サハラ語族に属する古ヌビア語を表記するためのメロエ文字を収録している。
メロエ文字文字はエジプト・ヒエログリフ及びエジプト・デモティックから派生した文字体系であり、本ブロックにはヒエログリフから派生した、メロエ文字の楷書体に相当する文字体系が収録されている。エジプト・デモティックから派生した、筆記体に相当する文字体系は本ブロックとは別のメロエ文字草書体ブロックに収録されている。
メロエ文字は音素文字のうち基本的に母音を表記せず、子音字のみで綴られるアブジャドに分類される。アラビア文字やヘブライ文字などと同様に右から左への横書き(右横書き)である。分かち書きは単語ごとではなく文の基本要素、つまり名詞句(名詞と冠詞、名詞と形容詞と冠詞など)、動詞形式などを分離するために行われ、通常のスペースではなくU+205D TRICOLON ⁝
が用いられる。文章全体を縦書きにすることもでき、その場合分かち書きの分離子にはU+2026 HORIZONTAL ELLIPSIS …
が用いられる。これらの分離子はメロエ文字草書体においてはコロン(:)に簡略化されている[1]。
符号位置の順序はおおむね伝統的なメロエ文字の順序に従っている。
Unicodeのバージョン6.1において初めて追加された。
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収録文字
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小分類
このブロックの小分類は「母音字」(Vowel letters)、「子音字」(Consonant letters)、「記号」(Symbols)の3つとなっている[2]。
母音字(Vowel letters)
この小分類にはメロエ文字のうち、基本的な母音字が収録されている。
子音字(Consonant letters)
この小分類にはメロエ文字のうち、基本的な子音字が収録されている。
記号(Symbols)
この小分類にはメロエ文字のうち、さまざまな記号類が収録されている。
文字コード
メロエ文字楷書体(Meroitic Hieroglyphs)[1] Official Unicode Consortium code chart (PDF) | ||||||||||||||||
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | A | B | C | D | E | F | |
U+1098x | 𐦀 | 𐦁 | 𐦂 | 𐦃 | 𐦄 | 𐦅 | 𐦆 | 𐦇 | 𐦈 | 𐦉 | 𐦊 | 𐦋 | 𐦌 | 𐦍 | 𐦎 | 𐦏 |
U+1099x | 𐦐 | 𐦑 | 𐦒 | 𐦓 | 𐦔 | 𐦕 | 𐦖 | 𐦗 | 𐦘 | 𐦙 | 𐦚 | 𐦛 | 𐦜 | 𐦝 | 𐦞 | 𐦟 |
注釈
|
履歴
以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。
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出典
関連項目
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