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ヤブマメ

マメ目マメ科の植物 ウィキペディアから

ヤブマメ
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ヤブマメ(藪豆・薮豆、学名: Amphicarpaea edgeworthii)はマメ科の一年草で、蔓性植物である。ギンマメ(銀豆)、アハ豆アイヌ語: アハ / aha)とも呼ばれる。日本、中国原産で、中国・インド・日本・韓国・ロシア・ベトナムに分布している[2][3]。近縁種のホッグピーナッツA. bracteata)と同じくヤブマメ属に分類される。

概要 ヤブマメ, 分類 ...

花期は9-10月で、葉脇から総状花序と、少数だが花弁がない閉鎖花をつける。実(豆果)は主に閉鎖花にでき、莢の中に3個前後の種子を収める。地上花に加え、地下にも閉鎖花をつけて結実する。地下の豆果は1種子のみだが、種子自体は地上のものよりも大きい[4]

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名称

和名藪豆は、その蔓性から、藪の植物と群生していたためと言われている。

系統分類

かつては大橋広好によりアメリカ産のホッグピーナッツ(A. bracteata)の地理的亜種(A. bracteata (L.) Fernald subsp. edgeworthii)とされていたが、花粉形態及び分子系統解析により、別種Amphicarpaea edgeworthiiとして改められた[5]

変種

かつては、ヤブマメ(var. japonica)とウスヤブマメ(薄藪豆・薄薮豆、var. trisperma)とに分けていたが、現在は分けない[6]

利用

アイヌは地下の果実をaha(アハ)(北海道西部)もしくはeha(エハ)(北海道東部)と呼び、米や粟と一緒に炊くなどして食用していた。秋、地上の葉が枯れた後、もしくは春の発芽前に根元を掘り起こして採集する。一冬越した春のもののほうが甘みが出て美味しいとされる[7]

出典

外部リンク

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