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ヨコシマフエフキ

フエフキダイ科の魚類 ウィキペディアから

ヨコシマフエフキ
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ヨコシマフエフキ(学名:Lethrinus amboinensis)は、フエフキダイ科に分類される魚類の一種。西太平洋に分布し、ラグーンサンゴ礁に生息する。全長は最大70cmで、胸鰭中央部が水色であること、胸鰭基部内側に鱗が無いことが特徴である。

概要 ヨコシマフエフキ, 保全状況評価 ...
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分類と名称

1854年にオランダ魚類学者であるピーター・ブリーカーによって、アンボン島から得られた標本を基に記載された[2]フエフキダイ属単型のフエフキダイ亜科の下に置く見解もある。『Fishes of the World』第5版ではフエフキダイ科に亜科を認めず、従来のスズキ目からタイ目に分類している[3]。種小名はタイプ産地を指す[4]。英名も同様に Ambon emperor である。

形態

背鰭は10棘と9軟条から、臀鰭は3棘と9軟条から成る[5]。体長は体高の三倍。体色は黄色で暗色の斑点が散らばり、頭部は茶色で明るい縞模様が入る。唇は赤色で、胸鰭基部は橙色。背鰭と尾鰭は黄土色で斑が入り、縁は赤色または橙色である[6]。胸鰭上縁と中央部は水色で、胸鰭基部の内側に鱗は無い[7]。全長は通常40cm、最大70cm[5]

分布と生息地

インドネシアから東はマーシャル諸島ソロモン諸島サモアマルキーズ諸島、北は南日本、南はオーストラリア北部まで、西太平洋に分布する[1]。日本では高知県トカラ列島沖縄諸島以南の琉球諸島に分布する[7]。水深5-30mの、砂地に隣接したサンゴ礁や、深いラグーンに生息する[5]

生態

魚類や​​甲殻類を捕食する。キツネフエフキやオオフエフキと混同されており、生態については不明な点が多い[6]

人との関わり

釣りで漁獲され、鮮魚として販売される[1]。日本では主に沖縄県で漁獲されるが、その流通量は少ない[8]

出典

関連項目

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