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ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

ドイツの交響楽団 ウィキペディアから

ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
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ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団ドイツ語: Gewandhausorchester Leipzig)は、ドイツライプツィヒに本拠を置くオーケストラである。

概要 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団, 基本情報 ...
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本拠地のゲヴァントハウス

概要

1743年、世界初の市民階級による自主経営オーケストラとして発足した[1]。それまでの宮廷専属(歌劇場含む)オーケストラと異なり、このオーケストラの誕生で、自らの城や宮殿などを「演奏会場」として音楽を聞いていた王侯貴族のような身分・階級でなくとも、入場料さえ払えば誰でもオーケストラ演奏を聞けるようになった。

1835年メンデルスゾーンがゲヴァントハウス・カペルマイスター(楽長)になる[1]と、技術的にも、そして楽員の年金制度創設など待遇面でもより基盤が固まり大きく飛躍することになった。また、彼の指揮でバッハの「マタイ受難曲」を蘇演し[2]ベートーヴェンシューベルトメンデルスゾーンシューマンブラームスブルックナーをはじめ、多くの作曲家の作品を初演してきたことでも知られる。

本拠地となる現在のホールは、1981年完成の3代目ゲヴァントハウスである。1781年の初代ゲヴァントハウス[2]以降、代々のホールに、このオーケストラのモットーが掲げられている。

ライプツィヒ歌劇場のオーケストラも兼ねているが、ウィーンやドレスデンのように歌劇場管弦楽団が限られた期間にコンサートを行うのではなく、多人数(2018年公式HPに掲載されている団員数は200名以上)のローテーションに拠っているため、オペラ、コンサートともにフル稼働している。

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関連演奏団体

楽員による自主運営団体については、ゲヴァントハウス弦楽四重奏団やゲヴァントハウス・バッハ管弦楽団[2]がある。

ゲヴァントハウス弦楽四重奏団は1808年に結成され、2008年に結成200周年を迎えた世界最古の弦楽四重奏団で、結成から現在まで継続して首席奏者たちにより演奏活動が行われている。歴代メンバーには、メンデルスゾーンブラームスチャイコフスキー、これら3つのヴァイオリン協奏曲の各初演ヴァイオリニストの3名が名を連ねている[注釈 1][3]

声楽では、ゲヴァントハウス合唱団、ゲヴァントハウス児童合唱団がある。

ゲヴァントハウス合唱団は1861年、楽長のカール・ライネッケにより創設され、1869年2月18日、ライネッケ指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団により初演されたブラームスの「ドイツ・レクイエム」で合唱を担当している。

年表

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1961年4月、初来日時のゲヴァントハウス管弦楽団
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竣工した新しい「ゲヴァントハウス」での最初のコンサート(1981年)
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指揮者

音楽監督

カペルマイスター

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メンバー(楽器順)

コンサートマスター

弦楽器

木管楽器

金管楽器

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初演作品

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モットー

Res severa verum gaudium (レース・セウェーラ・ウェールム・ガウディウム)

1743年の発足から38年後、1781年、ゲヴァントハウスの初代ホールがオープンした時から、古代ローマの政治家・哲学者・詩人であるセネカのこの言葉がホールに掲げられており、今日に至るまで、このオーケストラのモットーMotto)となっている。

このラテン語の文言について、ゲヴァントハウス公式ホームページに、ドイツ語訳と英語訳が記載されている。

  • ドイツ語訳:Wahre Freude ist eine ernste Sache
  • 英語訳:True pleasure is a serious business

現在の3代目ゲヴァントハウス(1981年完成)では、客席正面のアレクサンダー・シュッケドイツ語版社製オルガンに、大きくこの文言が刻まれている。

脚注

参考文献

外部リンク

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