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ロックフェラ

イギリス生産の競走馬、種牡馬 ウィキペディアから

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ロックフェラ (Rockefella[1]) とは、イギリス産の競走馬及び種牡馬である。

概要 ロックフェラ, 欧字表記 ...

父は大種牡馬ハイペリオン(Hyperion)、母は英二冠牝馬ロックフェル(Rockfel)で、競走馬としてはそれほど活躍しなかったものの、種牡馬としてゲイタイム(二冠馬メイズイの父)やチャイナロックタケシバオーハイセイコーの父)などを輩出し、特に日本競馬に大きな影響を与えた。父系子孫はハイペリオン系の中でもロックフェラ系と呼ばれることが多い。

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経歴

母ロックフェルは、デビュー当初セリングレースでも入着できなかったところから、1938年の1000ギニーオークスを制して二冠牝馬になると、秋にはチャンピオンステークスやエイントリーダービーでは牡馬を相手に完勝して、プリティーポリーセプターと比較されるほどの名牝になった競走馬であった。しかしながら、ロックフェルは繁殖入り後間もなく腸捻転が原因で亡くなってしまい、唯一残した産駒が父ハイペリオンの牡馬、後のロックフェラであった。

ロックフェラは、3勝をあげたものの、競走馬としては特筆すべき成績は残さなかった。ところが、競走馬を引退して種牡馬になると、クラシック優勝馬などを輩出し、さらに産駒のチャイナロックは輸出された日本においてタケシバオーハイセイコーを輩出してリーディングサイアーに輝く活躍をみせた。チャイナロックのほかにゲイタイムも二冠馬メイズイなどを輩出したため、日本では父系子孫をロックフェラ系と扱うことがある。

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おもな産駒

母の父として

  • Hibernia(GER,1960) - 1963年愛オークス
  • Sharpen Up(GB,1969) - 1971年ミドルパークステークス
  • Appiani(ITY,1963) - 1966年伊ダービー
  • Hi Q.(USA,1966) - 1971年ヴァニティーハンデキャップ
  • Bounty Hawk(NZ,1980) - 1984年豪マッキノンステークス
  • Rosalba(GB,1956) - 1959年クイーンエリザベス2世ステークス
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血統表

ロックフェラ血統(血統表の出典)[§ 1]
父系ハイペリオン系
[§ 2]

Hyperion
1930 栗毛 イギリス
父の父
Gainsborough
1915 鹿毛 イギリス
Bayardo Bay Ronald
Galicia
Rosedrop St. Frusquin
Rosaline
父の母
Selene
1919 鹿毛 イギリス
Chaucer St. Simon
Canterbury Pilgrim
Serenissima Minoru
Gondolette

Rockfel
1935 黒鹿毛 イギリス
Felstead
1925 鹿毛 イギリス
Spion Kop Spearmint
Hammerkop
Felkington Lemberg
Comparison
母の母
Rockliffe
1928 鹿毛 イギリス
Santorb Santoi
Countess Torby
Sweet Rocket Rock Flint
Bustle
母系(F-No.) 7号族(FN:7-a) [§ 3]
5代内の近親交配 Galicia S4×M5=9.38%、St. Simon S4×S5=9.38%、Galopin S5xS5=6.25%、Cyllene S5×M5=6.25% [§ 4]
出典

クロスされたGalicia産駒のうち3代父でセントレジャー勝馬のバヤルドはダービーにおいて二冠馬ミノルに破れたが、ミノルの父シリーン産駒の半弟レンバーグはダービー馬で、兄の雪辱を果たしており、ロックフェラの血統表中にはこれらのライバルの血が残されている。

脚注

外部リンク

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