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三重銀行

かつて存在した日本の地方銀行 ウィキペディアから

三重銀行
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株式会社三重銀行(みえぎんこう、英語: THE MIE BANK, LTD.)は、かつて存在した三十三フィナンシャルグループ(三十三FG)傘下の地方銀行である。三重県四日市市に本店を置いていた。2021年5月1日第三銀行合併し、三十三銀行となった。

概要 種類, 市場情報 ...
概要 三重銀行のデータ, 英名 ...
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概要

昭和恐慌の際に住友銀行の支援を受けて以降[2]、同行の親密先とし、歴代頭取役員の多くは同行出身者だった。営業エリア内にローンプラザを設置し、住宅ローンの年増率が地銀のなかで最も高かった。

三重県のほか愛知県名古屋市を中心に店舗を展開。ほか大阪市東京都に店舗を構えていた。四日市市の指定金融機関であった。

沿革

四日市銀行として設立された後、大正時代には地元出身で「東海の飛将軍」と称された熊沢一衛の下で業績を大きく伸ばした。しかし熊沢が社長を兼任した伊勢電気鉄道(現在の近鉄名古屋線)の名古屋延伸に伴い関西本線木曽川長良川揖斐川旧鉄橋の払い下げに係わる五私鉄疑獄事件を引き起こし、頭取を辞職した。又伊勢電気鉄道等への過剰投資が原因で、1932年(昭和7年)には破綻状態に陥った。その後参宮急行電鉄(伊勢電気鉄道を吸収合併)等が整理・再建を果たし[注 1]1939年(昭和14年)に三重銀行と改称した。

年表

  • 1895年(明治28年)11月15日 株式会社四日市銀行として設立[1]
  • 1919年(大正8年)3月10日 山田銀行を合併。
  • 1921年(大正10年)10月12日 河曲銀行を合併。
  • 1922年(大正11年)3月6日 員弁銀行を合併。
  • 1927年(昭和2年)3月15日 津農商銀行を合併。
  • 1927年(昭和2年)5月20日 小津銀行を合併。
  • 1928年(昭和3年)6月30日 四日市貯蓄銀行を合併。
  • 1929年(昭和4年) 熊沢一衛頭取が五私鉄疑獄事件に連座する。
  • 1932年(昭和7年)4月 伊勢電気鉄道への過剰投資の失敗により取り付け騒ぎを起こし、休業する。
  • 1939年(昭和14年)12月 株式会社三重銀行に商号を変更する。
  • 1945年(昭和20年)4月1日 伊賀農商銀行を合併。
  • 1986年(昭和61年)11月 名古屋証券取引所第二部に上場する。
  • 1988年(昭和63年)9月 名古屋証券取引所第一部に上場する。
  • 1996年(平成8年)12月 東京証券取引所第一部に上場する。
  • 1998年(平成10年)7月6日 新本店において営業開始。
  • 2014年(平成26年)3月31日 - 連結子会社である三重銀モーゲージサービス及び三重銀オフィスサポートを解散。
  • 2016年(平成28年)3月31日 - 連結子会社である三重銀ビジネスサービス株式会社の解散を決議。
  • 2017年(平成29年)
    • 2月28日 - 第三銀行と経営統合することで基本合意[3][4][5]
    • 9月15日 - 第三銀行と経営統合に関する最終契約を締結[6]
  • 2018年(平成30年)
  • 2021年(令和3年)5月1日 - 第三銀行と合併し、三十三銀行となる。存続会社は第三銀行で、三重銀行は法人としては消滅。なお本店は三重銀行と同じ四日市市に置かれた[9]
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情報処理システム

2009年(平成21年)をめどに約35億円を投じて勘定系システム刷新を予定していたが、構築の遅れから延期され、翌年5月6日BankingWeb21が稼働となった[10]

キャラクター

「ミミックマイク」というサンリオキャラクターを採用した。

関係会社

連結子会社

  • 三重銀総合リース株式会社
  • 株式会社三重銀カード
  • 三重銀信用保証株式会社
  • 三重銀コンピュータサービス株式会社
  • 株式会社三重銀総研

ギャラリー

脚注

外部リンク

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