トップQs
タイムライン
チャット
視点
上野彦馬
日本の写真家 ウィキペディアから
Remove ads
上野 彦馬(うえの ひこま、1838年10月15日〈天保9年8月27日〉 - 1904年〈明治37年〉5月22日)は、幕末期から明治時代にかけて活動した日本の写真家(写真師)。日本における最初期の写真家で、日本最初の戦場カメラマン(従軍カメラマン)としても知られる。号は季渓。家紋は桔梗の二引。
生涯
天保9年(1838年)、長崎銀屋町で蘭学者・上野
同年、故郷の長崎に戻り中島河畔で上野撮影局を開業した。ちなみにこれは日本における最初期の写真館であり(ほぼ同時代に鵜飼玉川や下岡蓮杖が開業)、彦馬は日本における最初期の職業写真師である。同撮影局では坂本龍馬、高杉晋作ら幕末に活躍した若き志士や明治時代の高官、名士の肖像写真を数多く撮影した。
維新後の明治7年(1874年)には金星の太陽面通過の観測写真を撮影(日本初の天体写真。また、アメリカからもジョージ・デビッドソンが来日している。)、明治10年(1877年)には西南戦争の戦跡を撮影(日本初の戦跡写真)、同年に開催された第1回内国勧業博覧会では鳳紋褒賞を受賞するなど、その写真は歴史的、文化的にも高く評価されている。
一方で海外に支店を持つ(ウラジオストク、上海、香港)など写真業繁栄の傍ら後進の指導にもあたり、富重利平や田本研造ら多くの門人を輩出した。明治37年(1904年)、長崎で死去。享年67。
Remove ads
ギャラリー
- 上野彦馬の像(長崎市)
- 長崎、中央やや上の小さい島が高鉾島
- 彦馬の代表的な作品といわれていた坂本龍馬肖像(現在の研究では、彦馬の弟子、井上俊三の撮影であることが通説となっている)
- 上野彦馬使用カメラ
- 上野彦馬宅跡の碑(長崎市伊勢町)
- 上野撮影局跡(長崎市伊勢町)
- 上野彦馬の墓(長崎市風頭山)
脚注
参考文献
登場作品
関連項目
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads