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不空院

奈良県奈良市にある寺院 ウィキペディアから

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不空院(ふくういん)は、奈良県奈良市高畑町福井町)にある真言律宗の寺院。山号は春日山(しゅんにちさん)。本尊は不空羂索観音。かつては「かけこみ寺」であった歴史から縁切り寺として知られる。

概要 不空院, 所在地 ...

歴史

菅家本『諸寺縁起集』などによると、不空院は鑑真の住坊跡に建立された寺院と伝え、弘仁年間(810 - 824年)には空海が興福寺南円堂(八角円堂)建立に先立ち、その雛形を当寺に建てたという[1]

鎌倉時代には西大寺叡尊、興福寺の円晴唐招提寺覚盛西方院(唐招提寺子院)の有厳が当院で戒律を講じたという[2]室町時代には興福寺の二大院家の1つの大乗院の末寺となっていた。近世は本堂に弁才天が安置されていること、また院号の不空院が転じて福院とも呼ばれたことで、「かけこみ寺」として奈良町の芸妓達の信仰を集めていた[1]

1854年安政の大地震で堂宇が倒壊。大正年間に三谷弘厳によって再興された[2]

境内

文化財

重要文化財
  • 木造不空羂索観音坐像 - 寄木造、漆箔、玉眼。像高103,9cm。鎌倉時代。興福寺出身の僧円晴が、興福寺南円堂を模して八角円堂を建て、本尊としてこの不空羂索観音像を安置したとの伝承がある[3]

所在地

〒630-8301 奈良県奈良市高畑町1365

交通アクセス

  • 奈良駅から市内循環バスで10分、「破石町」下車、徒歩10分

周辺情報

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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