トップQs
タイムライン
チャット
視点
佐藤仙務
ウィキペディアから
Remove ads
佐藤 仙務(さとう ひさむ、1991年6月28日[1] - )は、日本の実業家・コラムニスト・タレント[2]。重度の身体障害者でもある。
自らを「寝たきり社長」と称し、株式会社仙拓の社長業を務めながら、文筆業などをおこなっている[2]。
講演・イベント出演をはじめ、社長業以外での芸能活動としてはモデル事務所「セントラルジャパン」に所属している。
経歴
1992年に脊髄性筋萎縮症の診断を受ける[1]。2010年、愛知県立港養護学校商業科を卒業[2]。当時、障害者の就職が困難であることに挫折を感じたという[1]。ほぼ寝たきりという生活を送りながら、2011年に19歳でホームページや名刺の作成を請け負う合同会社「仙拓」(2013年に株式会社に改組)を、同じく重度の障害を持つ幼馴染とともに立ち上げた[3]。「働く場所がないのであれば、自分たちで会社を作ろう」という理由で起業したという[3]。株式会社仙拓では代表取締役社長である。
パソコンを介して、両手によるマウス操作と会話や表情により業務をおこなっている。障害区分は6(認定の最重度)[1]。2020年2月時点で、動くのは目と口と親指1センチのみであるという[4]。
経営する「仙拓」は、一般社団法人日本経営士会のビジネス・イノベーション・アワード2013において「会長特別賞」を受賞した[5]。
2013年にネットで知り合った筋ジストロフィーの重度障害者を、2014年より「社員」として「仙拓」で雇用している[6]。雇用者の数は2018年現在は8人となっている。
2015年、SBI大学院大学に入学(経営管理研究科 アントレプレナー専攻)[2]。
2016年11月、地元である東海市から「ふるさと大使」の委嘱を受けた[1][7]。
2019年現在は、SBI大学院大学を修了し、経営管理修士(専門職)を取得[8]。
2019年3月、仕事を発注したい企業と労働を提供したい障がい者在宅ワーカーの間を取り持つマッチングサービスである障がい者版クラウドソーシングの「チャレンジドメイン」を開設する[9]。同年12月には、クラウドソーシング最大手のランサーズ株式会社と業務提携したことが公表された[10]。
また、執筆活動としては中日新聞・東京新聞・中日北陸新聞にて「寝たきり社長の上を向いて」[11]、朝日新聞デジタルでは「寝たきり社長の突破力」[12]をコラム連載している。
YouTubeチャンネル「ひさむちゃん寝る」では、動画配信も手掛ける[13]。
2022年4月現在、CBCテレビの夕方情報番組「チャント!」にて毎週金曜放送「寝たきり社長のただいま挑戦中!」のMCも務める[14]。
Remove ads
著書・関連書籍
※著者名や共著者のないものは単著。
- 『働く、ということ ―十九歳で社長になった重度障がい者の物語―』彩図社、2012年(ISBN 978-4-88392-893-4)
- 『寝たきりだけど社長やってます ―十九歳で社長になった重度障がい者の物語―』彩図社、2014年(ISBN 978-4801300033)
- 『2人の障がい者社長が語る絶望への処方箋』左右社、2017年(恩田聖敬との共著、ISBN 978-4865281835)
- 塩田芳享『寝たきり社長 佐藤仙務の挑戦』致知出版社、2018年(ISBN 978-4800911766)
脚注
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads