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東海市
愛知県の市 ウィキペディアから
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概要
知多半島の西北端に位置し、東西8.06km、南北10.97kmに広がる。この地域は古来から典型的な漁村であり、特産品として海老せんべいを尾張藩主に献上していたという。海老せんべいの老舗・坂角総本舗の本社兼本店があり、カゴメの創業地でもある。西部は小高い丘陵地が広がるが、長年農耕には向かない場所であった。愛知用水の開通で一大農産地へ転換し、製鉄所の誘致にも成功した。
中京工業地帯の名古屋南部臨海工業地帯の一角にある。トヨタグループの愛知製鋼が本社を置くほか、日本製鉄名古屋製鉄所や大同特殊鋼工場など、中部圏最大の鉄鋼基地を擁し、「鉄鋼のまち」として知られる[1]。農産物ではフキの生産量が全国一である。
地理
要約
視点
丘陵
河川
海岸
- 湾岸
- 伊勢湾
- 名古屋市の南に位置し、西側が伊勢湾に面している。名古屋港の一角を担っている。
- 市の西部には埋め立て地や干拓地があり、製鉄所や畑に利用されている。また、干拓地には海抜ゼロメートル地帯がある。
気候

国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
地域
市内の町名
合併時に、たとえば上野町 大字名和 字南之山と称していたものを、東海市 名和町(まち) 南之山のように改めた[3]。
市制当初からの町名
住居表示によって設置された町名
- 新宝町(1969年8月、南柴田町・名和町・荒尾町の各一部および埋立地より成立)
- 中央町(1977年、富木島町の一部より成立)
- 中ノ池(1983年、高横須賀町の一部より成立)
- 浅山(名和町の一部より成立)
- 富貴ノ台(荒尾町などの一部より成立)
人口
![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
東海市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 東海市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 東海市
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
東海市(に相当する地域)の人口の推移
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||
総務省統計局 国勢調査より |
隣接自治体・行政区
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歴史
合併
町村合併促進法の公布を受けて上野町では1954年に周辺市町との合併の検討が行われたが、現状維持の結論が出された[4]。横須賀町は遅れて1955年から上野町・横須賀町・知多町の合併による新市の成立を目指したが、住民や2町の反応は低調であった[5]。
1958年に上野町・横須賀町・知多町で後の「名古屋南部臨海工業地帯造成期成同盟会」を結成して工場の誘致運動を行い、上野町と横須賀町の地先に東海製鐵(1967年、富士製鐵に合併。現在の日本製鉄。)を誘致することに成功した[6]。これにより2町の人口は急激に増加し、教育、福祉、交通、衛生など各方面で社会基盤の整備が急がれた[7]。こうした状況の中、東海製鐵の最初の固定資産税徴収を前にして2町の間で埋立地における境界線の主張に食い違いが生じたため、愛知県知事に裁定を求めたところ、2町の合併による解決が示唆された[7]。これに従って1967年から合併に向けた動きを本格化し、1968年3月に上野・横須賀2町合併協議会を設置した[8]。
市の名称は公募された[9]。5,125通の応募による候補を合併協議会委員の投票によって5つに絞り込み、愛知県知事の審査を経て「東海市」に決定した[10]。「東海地方を代表するようなスケールの大きい名である」「全国的によく知られ、知名度が高い」「中部圏の中心都市となるのにふさわしい名称である」といった理由で決定された[11]。
行政
市長
- 花田勝重(2021年5月17日就任、1期目)
歴代市長は以下の通り。
姉妹都市・提携都市
国外
姉妹都市
フレンドシップ相手国
2005年に開催された愛知万博では「一市町村一国フレンドシップ事業」が行われた。名古屋市を除く愛知県内の市町村が120の万博公式参加国をフレンドシップ相手国として迎え入れた[13]。
国内
姉妹都市
広域行政
知多北部広域連合を設置している。知多北部3市1町の合併による30万中核市を目指したが、大府市の反対で構想は破綻した。医師不足などから、2008年(平成20年)4月に東海市民病院と民間病院の統合を行い、西知多総合病院が発足した。
市民憲章
1974年(昭和49年)5月3日制定
- 私たちは、古い歴史と輝かしい未来をもつ東海市の市民です。
- 私たちは、よい市民となり、いっそう豊かで住みよいまちをつくるために、ここに市民憲章をさだめます。
- 緑と花につつまれたきれいなまちをつくりましょう
- 笑顔にみちた心のかよう家庭をつくりましょう
- ゆたかな心を養い すこやかなからだをつくりましょう
- 進んできまりを守り よい習慣をつくりましょう
- 元気で働き 明るいしあわせなまちをつくりましょう
都市宣言
2010年(平成22年)3月4日制定
- ひとづくりと平和を愛するまち東海市
- 子育てと結婚を応援するまち東海市
- 生きがいがあり健康なまち東海市
- 緑と洋ランにつつまれたまち東海市
- にぎわいあふれ個性輝くまち東海市
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議会
東海市議会
→詳細は「東海市議会」を参照
愛知県議会
→詳細は「2023年愛知県議会議員選挙」を参照
- 定数:2人
- 選挙区:東海市選挙区
- 任期:2023年4月30日 - 2027年4月29日
- 執行日:2023年4月9日
衆議院
- 選挙区:愛知8区 (半田市、常滑市、東海市、知多市、阿久比町、武豊町、東浦町、美浜町、南知多町)
- 任期:2021年10月31日 - 2025年10月30日
- 投票日:2021年10月31日
- 当日有権者数:437,624人[15]
- 投票率:56.53%
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施設

警察
消防
- 東海市消防本部
- 東海消防署(東海市高横須賀町町新田1番地の1)
- 北出張所(東海市荒尾町大脇141番地)
- 南出張所(東海市加木屋町夕霞松67)
- 東海消防署(東海市高横須賀町町新田1番地の1)
医療
公立病院
郵便局
集配郵便局
無集配郵便局
- 東海泡池郵便局
- 東海上野台郵便局
- 東海大田郵便局
- 東海加木屋郵便局
- 東海加家郵便局
- 東海高横須賀郵便局
- 東海名和郵便局
- 東海富木島郵便局
- 東海養父郵便局
図書館
文化施設
- 東海市立青少年センター
- 東海市創造の杜交流館(旧文化センター、2022年閉館)
- 東海市芸術劇場
運動施設
- 東海市民体育館
- 東海市営温水プール
- トコナメボクシングジム
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経済


東海市は「鉄とランの街」と呼ばれる。愛知製鋼が本社を置くほか、日本製鉄名古屋製鐵所や大同特殊鋼の工場がある。
第一次産業
農業
第二次産業
工業
- 日本製鉄名古屋製鐵所や大同特殊鋼や愛知製鋼などの生産拠点があり、県内にトヨタなどの鉄を消費する企業がある。「中部圏最大の鉄鋼基地」[16]とされる。
第三次産業
商業
主な商業施設を列挙する。
本社を置く企業
→「Category:東海市の企業」も参照
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通信
電話
旧・上野町域と旧・横須賀町域で市外局番や単位料金区域(MA)が異なる。東海市役所は市内全域から市内料金で通話できるように、市外局番が異なる2つの電話番号を有する[17]。
旧・上野町の市外局番は、「052」(1986年2月に0560から変更)[17]。名古屋MAで、名古屋市、名古屋周辺の市町と同じである。市内局番は、主に600番台を使用する。
旧・横須賀町の市外局番は、「0562」[17]。尾張横須賀MAで、大府市、東浦町、豊明市、知多市岡田・八幡地区と同じである。市内局番は、主に30番台を使用する。

ケーブルテレビ
生活基盤
教育
大学
私立
高等学校
→「愛知県高等学校の廃校一覧 § 東海市」も参照
- 愛知県立横須賀高等学校
- 愛知県立東海南高等学校
- 愛知県立東海樟風高等学校
- 3校すべて旧横須賀町域に所在している為旧上野町域には現在にいたるまで高等学校は存在していない。
中学校
→「愛知県中学校の廃校一覧 § 東海市」も参照
小学校
→「愛知県小学校の廃校一覧 § 東海市」も参照
自動車学校
- クラウン自動車学校(2020年6月閉校)
- 太洋自動車学校
職業能力開発校
研究所
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交通
要約
視点



空港
鉄道
沿岸部に貨物線である名古屋臨海鉄道南港線が通り、市内に名古屋南貨物駅が設置されている。JTB時刻表による代表駅は太田川駅。
バス
路線バス
- 知多乗合
- らんらんバス
- 名和線 - ダイヤ改正前の北ルートにあたる。名和駅から聚楽園公園、東海市役所、太田川駅、平地公園を巡回する。
- 荒尾線- ダイヤ改正前の北ルートにあたる。聚楽園公園から太田川駅、東海市役所、大池公園、リサイクルセンターを巡回する。
- 富木島線 - ダイヤ改正前の中ルートにあたる。聚楽園駅から大池公園、上野台公園、白拍子、西知多総合病院、尾張横須賀駅を巡回する。らんらんバスでは唯一始発バス停と、終着バス停の場所が違うルートとなっている。
- 加木屋線 - ダイヤ改正前の南ルートにあたる。尾張横須賀駅から西知多総合病院、南加木屋駅、八幡新田駅、知北平和公園、三ツ池小学校、太田川駅、東海市役所を巡回する。バス停は無いが、東浦町も経由している。
- 横須賀線 - ダイヤ改正前の南ルートにあたる。太田川駅から、元浜公園、東海市創造の社交流館、尾張横須賀駅、高横須賀駅を巡回する。
- アクアマリンプラザ行き - 太田川駅からアクアマリンプラザまで直結するルート。らんらんバスで唯一東海市外にバス停がある。データ上は横須賀線になっている。
道路
高速道路
国道
県道
主要地方道
一般県道
航路
港湾
ナンバープレート
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名所・旧跡・観光スポット


名所・旧跡
観光スポット
- 聚楽園公園
- 大池公園
- 東邦ガス「ガスエネルギー館」
- 愛知製鋼「鍛造技術の館」
- カゴメ「カゴメ記念館」
- 東海市立平洲記念館・郷土資料館
- 一太郎翁とまと記念館
- 温故知新処 商い史料館
- コカ・コーラボトラーズジャパン東海工場(工場見学)
文化
祭事・催事
名産・特産
スポーツ
出身関連著名人
歴史上の人物
実業家・学者・文化人
スポーツ選手
芸能・報道
マスコットキャラクター
- へいしゅうくん - 江戸時代の儒学者で当地出身の細井平洲の青年時代をイメージしたキャラクター。聚楽園駅前には像があり、らんらんバス(北ルート)に描かれている。
- さつきちゃん - 市の花であるサツキをモチーフにしたキャラクター。らんらんバス(中ルート)に描かれている。
- くすのきくん - 市の木であるクスノキをモチーフにしたキャラクター。らんらんバス(南ルート)に描かれている。
- 「まちづくり応援大使」(オニオンマン、ランちゃん、ふきぼー、とまてぃーぬ、てっちゃん、の5人組) - 愛知県立東海商業高等学校の生徒たちが考えたご当地名産・特産をモチーフとしたキャラクター。
- 「知多娘。」(東海しゅう、太田川千代子、大田メディ) - 「知多半島の活性化」と「若者の就職支援」を目的としたご当地キャラクターのユニット。
東海市を舞台とした作品
- MIRRORLIAR FILMS Season7 - 共に東海市で撮影された短編映画「Victims」(監督:加藤浩次)と「SUNA」(監督:加藤シゲアキ)の2作品を含むオムニバス映画[19]。
脚注
参考文献
関連項目
脚注
外部リンク
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