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処女航海 (曲)
ハービー・ハンコックの楽曲 ウィキペディアから
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「処女航海」(しょじょこうかい、原題:Maiden Voyage)は、アメリカ合衆国のジャズ・ミュージシャン、ハービー・ハンコックが1965年に発表した楽曲。ハンコックの代表作として知られ、uDscoverMusicのスタッフが2017年に選出した「ジャズ100年の歴史を彩る100曲」の一つとして挙げられている[2]。
背景
ハンコックが男性オーデコロンのコマーシャル用に作った曲が原型となっており、ハンコックの妹が曲を聴いて「voyage」という言葉を連想し、そこからタイトルが決まった[3]。ハンコックはマイルス・デイヴィスのアルバム『E.S.P.』(1965年1月録音)のセッションに参加した際、収録曲「81」でsus4コードを多用し、その経験から、この曲のバッキングのコードを全編ともsus4にした[4]。
1965年3月11日に行われた1回目の録音のテープは残っておらず、同年3月17日、アルバム『処女航海』の他の曲と共に録音された[4]。
その後の録音
1975年の日本公演を収めた『Flood』の1曲目に収録されている。1976年6月29日のニューヨーク公演におけるライヴ録音は、アルバム『ニューポートの追想』に収録された[5]。1978年には、チック・コリアとのピアノ・デュオによるツアーで本作がセットリスト入りしており、当時のライヴ音源はコロムビア・レコードのライヴ・アルバム『イン・コンサート』(1978年11月発売)[6]、ポリドール・レコードのライヴ・アルバム『イン・コンサート (デュオ・ライヴ)』(1979年2月発売)[7]に収録された。また、ハンコックが1988年に発表したアルバム『パーフェクト・マシーン』には、新曲「Pバップ」とのメドレーによるリメイクが収録された[8]。
カヴァー
- ボビー・ハッチャーソン - アルバム『ハプニングス』(1966年録音)に、作者ハンコックもサイドマンとして参加したカヴァーを収録[9]。
- ラムゼイ・ルイス - アルバム『処女航海』(1968年)に収録[10]。
- ブライアン・オーガー・アンド・ザ・トリニティー - アルバム『ビフォア』(1970年)に収録[11]。
- グラント・グリーン - ライヴ・アルバム『アライヴ!』(1970年録音)の再発CDにボーナス・トラックとして収録[12]。
- アート・ファーマー - アルバム『処女航海』(1983年)に収録[13]。
- GRPオールスター・ビッグ・バンド - アルバム『GRPオールスター・ビッグ・バンド・プレイズ・ジャズ・スタンダーズ』(1992年)に収録[14]。
- 国府弘子 - アルバム『ピアノ・タペストリー』(2001年)に収録[15]。
- TOTO - カヴァー・アルバム『スルー・ザ・ルッキング・グラス』(2002年)に、同じくハンコックの曲である「バタフライ」とのメドレーとして収録[16]。
- ロバート・グラスパー - アルバム『Mood』(2004年)に収録[17]。
- オースティン・ペラルタ - アルバム『処女航海』(2006年)に収録[18]。
脚注
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