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分離主義

国家から特定の背景を持つ人々の多く住む地域が独立すべきとする考え ウィキペディアから

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分離主義(ぶんりしゅぎ)は、国内における民族的、宗教的、人種的な少数派が中央からの分離独立を目指すことを指す。

概要

対応は、その国の情勢次第である。独立を認めることもあるし、自治権で妥協させることもある。また実力で封殺することもある。あるいは、自主財源がないなどの理由で、大きな声にならないこともある。

ナイジェリアにおけるビアフラロシアにおけるチェチェンアゼルバイジャンにおけるナゴルノ・カラバフのように、一度独立を宣言した勢力を内戦の末に滅ぼすこともある。

国際的に承認されていないソマリランドイタリア北部の独立を掲げるイタリアの政党・同盟のように、経済的な理由(利益配分の不均衡など)から分離独立を実行したり、主張したりするケースもある。ユーゴスラビア紛争は、民族的・宗教的対立の他に、鉱工業地帯がスロベニアクロアチアに集中していたことにより、ここからの利益の再分配が対等に行われていない(利益農業地帯であるセルビアなど他地域に取られてしまう)、という両国の不満も原因の一つとなっている。

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分離工作

ある国における分離独立運動を、その国と対立関係にある国や勢力が支援・煽動することもある。 例として

  • 2014年のウクライナにおけるドンバス地方独立運動のロシアによる支援[1]
  • 日本における沖縄独立運動の中国による支援[2][3]

などが挙げられる。

類型

民族型分離主義

アフリカ

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AK-47ライフルを持つケニアオロモ人解放戦線
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2011年の南部スーダン独立住民投票

アジア

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2017年9月国民投票直前のイランクルド人による分離独立賛同派デモ

欧州

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アイルランドベルファストでのカタルーニャ独立運動支援の壁画
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ポーランドカトヴィツェによるシレジア独立派デモ
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イギリスカーディフでのウェールズ人デモ
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ウクライナ東部のドネツクでの親ロシア系住民デモ

北アメリカ

大洋州

南アメリカ

  • 白人が人口の多数(主にドイツ系とイタリア系)を占めるブラジル南部3州の分離独立を主張する「南は私の国(O Sul é o Meu País / The South is My Country)」運動[24]
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脚注

関連項目

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