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原コクシジウム目
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原コクシジウム目(げんこくしじうむもく)は、コクシジウム綱(または亜綱)に属する目のひとつ。宿主は環形動物で、生活環の中にメロゴニーがないことを特徴とする。
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生活環
宿主は環形動物である。
スポロゾイトは、腸管の上皮細胞に侵入したあと、まもなく体腔または循環器系に移行して細胞外で発育し(メロゴニーがない)、有性生殖を行ってオーシストを形成する。
分類
コクシジウム亜綱のうち、腸管上皮細胞でメロゴニーを行わないという観点でまとめられた。雄性生殖母体の形成過程に注目して4科に分類されている[1]。
- エレウテロスキゾン科 Eleutheroschizonidae
- この科の生活環は例外的である。宿主の腸管上皮に付着して兜形をした生殖母体へと発育し、上皮から離脱して海水中へ排出され、そこでガメトゴニーとスポロゴニーを行う。エレウテロスキゾン属(Eleutheroschizon)に2種のみが知られている。
- Myriosporidae科
- 3属7種が知られている。
- Angeiocystidae科
- Angeiocystis audouiniaeのみが知られている。
- グレリア科 Grelliidae
- 2属4種が知られている。
分子情報が得られているのは唯一Eleutheroschizon duboscqiのみであり[2]、こうした分類体系が系統を反映しているかどうかは確証がない。
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参考文献
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