トップQs
タイムライン
チャット
視点

原コクシジウム目

ウィキペディアから

Remove ads

原コクシジウム目(げんこくしじうむもく)は、コクシジウム綱(または亜綱)に属するのひとつ。宿主は環形動物で、生活環の中にメロゴニーがないことを特徴とする。

概要 原コクシジウム目, 分類 ...
Remove ads

生活環

宿主は環形動物である。

スポロゾイトは、腸管上皮細胞に侵入したあと、まもなく体腔または循環器系に移行して細胞外で発育し(メロゴニーがない)、有性生殖を行ってオーシストを形成する。

分類

コクシジウム亜綱のうち、腸管上皮細胞でメロゴニーを行わないという観点でまとめられた。雄性生殖母体の形成過程に注目して4科に分類されている[1]

  • エレウテロスキゾン科 Eleutheroschizonidae
    この科の生活環は例外的である。宿主の腸管上皮に付着して兜形をした生殖母体へと発育し、上皮から離脱して海水中へ排出され、そこでガメトゴニーとスポロゴニーを行う。エレウテロスキゾン属(Eleutheroschizon)に2種のみが知られている。
  • Myriosporidae
    3属7種が知られている。
  • Angeiocystidae
    Angeiocystis audouiniaeのみが知られている。
  • グレリア科 Grelliidae
    2属4種が知られている。

分子情報が得られているのは唯一Eleutheroschizon duboscqiのみであり[2]、こうした分類体系が系統を反映しているかどうかは確証がない。

Remove ads

参考文献

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads