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原田真二&クライシス
日本のロックバンド ウィキペディアから
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原田真二&クライシス(SHINJI & CRISIS) は、1980年から1984年まで活動した日本のロックバンドである。
概要
ソロ歌手としてデビューし、本意ではないアイドル的人気を博した原田真二が、よりロックバンド&アーティスト寄りのアプローチを明確に活動するために結成したバンド。
結成当初は5人であったが、ギタリストの北島健二が早々に脱退。元々結成前のインタビューでは、4人編成のバンドを構想していたこともあってか[1]、以後4人で活動。クライシスの基本形は4ピースバンドである。
クライシスはレコーディングからライヴに至るまで原田をサポート。1985年打ち込みサウンドへの移行に伴い再びソロとなり、レコードクレジットでのクライシスは消滅。
1985年以降はメンバーチェンジを繰り返しながら原田のライヴサポートバンドとして存続。1988年、フォーライフ・レコードからの移籍を機にバンド名も‟THE AIR"と改め、クライシスの名前は完全消滅した。
音楽性
当時の日本の音楽傾向とは逆行したメッセージ性の強い楽曲をトータルコンセプトなアルバムとして発表していった。結成当初のポリドール・レコード時代とアメリカ留学後の第二期フォーライフ時代では音楽性に変化がみられた。
ごく一部を覗き、全・作詞・作曲・編曲・プロデュース:原田真二。 PERFORMED BY SHINJI & CRISIS。
ポリドール・イヤー 1980-1982
よりメッセージ性の強いハードなロック・フィールドに移行していった時期。ロック、ポップ、クラシカル、ハードロック、プログレなど様々なサウンド・アプローチ[2]。
第2期フォーライフ 1983-1984
1982年、原田は約1年に及ぶアメリカ留学。アメリカでは本場のショーアップされたエンターテイメントとしての音楽を再確認するとともに「日本にいて見えなかった日本のよさ」を感じ、帰国後は、洋楽的発想に和を融合させたジャパネスクな新境地の音楽スタイルも見せ、またポップな方向性、ショーアップされたステージへと移行[3][4][5]。
アルバム『MODERN VISION』のツアーでは、アクト・ライヴと題された、舞台セット/ライティング/エキストラ/パントマイム/ブレイクダンス等を駆使したオープニングアクト(演劇風演出)等を取り入れ、アルバムと平行したメッセージをライヴでも発信。
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演奏スタイル
原田は結成前から各メンバーが個々にマルチな機動力を発揮することができうる4人編成のバンドスタイルの構想をもっていた。よってメンバーが演奏途中で楽器のパートチェンジを行いながら演奏することもしばしばであった。たとえば、時にはベーシストがシンセサイザーを弾いたり、キーボードはバイオリンやサックスを奏でた。原田自身も背中にエレキギターを背負ってピアノを演奏するといった具合。
ドラムの古田たかしは当時、佐野元春のバンド、ハートランドと掛け持ちをしていたが「ハートランドは人数が多いのでシンプルでいいが、クライシスでは音の空間を埋めるドラミングに徹している [6]」と述べている。
バンド末期のアクトライブでは、ちょっとした演劇やダンス(振り)つきの演奏もこなし、このスタイルはその後のライヴサポートバンド"クライシス"や"THE AIR"で拡大しながら継続された。
バンドメンバー遍歴
SHINJI & CRISIS
- 原田真二(ギター&キーボード)
1980年-1981年
Special Guest
- 北島健二(ギター)
☆北島はクライシス初アルバムの録音には参加したが発売直前に脱退。アルバムクレジットではゲストミュージシャンとなっている。
1983年-1984年
- ※ 1983 「Save Our Soul」
- 古田たかし(ドラムス&パーカッション)
- 関雅夫(ベース)
- 太田美知彦(キーボード&サックス)
- ※ 1984 「MODERN VISION」
- 古田たかし(ドラムス&パーカッション)
- 有賀啓雄(ベース)
- 太田美知彦(キーボード&サックス)
ライヴサポートバンドとしてのクライシス
1985年-1988年
- ※ 1985 「Friday Night Club」
- 藤井章司 (ドラムス)
- Bobby Jan Watson(ベース)
- 太田美知彦(キーボード)
- 中島律子(サックス&ギター)
- 国光みゆき(キーボード)
- ※ 1986 「Doing Wonders」
- 藤井章司 (ドラムス)
- Wornell Jones(ベース)
- 太田美知彦(キーボード&サックス)
- 鈴木祥子(パーカッション&キーボード)
- 渡邉美佳(ギター)
- ※ 1987 「10周年日比谷野外音楽堂」
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ディスコグラフィー
シングル
アルバム
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関連作品
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脚注
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