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双前歯目
哺乳綱に属する目のひとつ ウィキペディアから
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双前歯目(そうぜんしもく、Diprotodontia)は、哺乳綱に含まれる目。別名カンガルー目[5]、二門歯目[6]。
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分布
形態
ウォンバット科・コアラ科(ウォンバット型亜目)を除いて尾は長い[7]。下顎の切歯(門歯)は左右に1本ずつ(2本)[6][7]。下顎に犬歯はない[6]。後肢の第2趾と第3趾が癒合する[7]。樹上棲の種では第1趾に爪がなく、癒合指と対向し枝を掴むのに適している[7]。育児嚢は発達する[7]。
生態
繁殖
育児嚢はよく発達しており、他の有袋類と比べ、体が大きく少産で、r-K戦略であるといえる。また、双前歯類の大体の育児嚢の利用日数は次の式で求められる[8]。
育児嚢の利用日数 = 35.22 × (母体の体重)^0.21
例外的にキノボリカンガルー属はこの関数に反してかなり長いとされている[9]。
食性
植物食の種が多いが、雑食傾向の強い種では昆虫・鳥類の卵なども食べる[7]。過去にはティラコレオやプロプレオプスなど、肉食の種もいたが、現在は絶滅している。出産数は1 - 6匹と少ない傾向がある[7]。
分類
以前は有袋目(フクロネズミ目)では双門歯亜目とされていた[7]。有袋目も適応拡散しているため複数の目に分ける説が有力となり、独立した目とする説が有力とされる[6]。
以下現生科については、分類・英名はMSW3 (Groves, 2005)、和名は遠藤 (2018)、川田ら (2018) に従う[1][3][4]。
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画像
- ハイイロクスクス
Phalanger orientalis - ウォンバット
Vombatus ursinus
参考文献
- 遠藤, 秀紀『有袋類学』東京大学出版会、2018年4月20日。ISBN 978-4-13-060254-9。
脚注
関連項目
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