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叶 匠壽庵
滋賀県大津市の菓子製造業者 ウィキペディアから
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株式会社叶匠壽庵(かのう しょうじゅあん)は、滋賀県大津市に本社を置く日本の菓子製造業者。和菓子の製造・販売を行っている。
概要
1958年、大津市職員であった芝田清次が、茶道を学んだ経験を生かして、自宅を工場として和菓子商「叶 匠壽庵」を創業。1968年に株式会社化[1]。社名には「お客様のお口に十分叶うよう、練り上げた手作りの芸の持ち味を発揮して、いつまでも末永くお歓び頂ける様な和菓子を創りだしていこうと心掛けていく、地味でつつましい菓匠」という意味が込められている。創業当時、菓子作りに関しては素人であり、知人の菓子職人から10日ほど手解きを受けたに過ぎなかったという[2]。
清次の次男・清邦の時代に「農工一体」の思想を取り入れた「寿長生の郷」を造営。里山の風景をそのまま残し、梅や柚子など約800種の植物が植えられた自然美あふれる約20万8,000平方メートルの広大な敷地に本社をはじめ菓子工場、茶席、川床テラスカフェ、食事処、イベントホール、売店などを併設しており、毎年3月の梅の開花シーズンには「梅まつり」、秋には「秋の菓子まつり おおみたから」が開催され、陶芸、農体験、菓子作りなどの体験教室が開かれている。年間の来訪者数は6万人にも及ぶ[3][4]。郷では、大津市立大石小学校の児童を受け入れて、田植え体験も行なっている[5][6]。
1971年に販売された「あも」は求肥と小豆を組み合わせた棹菓子であり、同社を代表するロングセラー商品となっている[4]。
全国菓子大博覧会において、第18回・23回に高松宮名誉総裁賞、23回・24回に工芸大賞、25回に農林水産大臣賞を受賞[7]。
2013年には、滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホールの公式スポンサー第1号となった[8] 他、2015年には市中心部「ナカマチ商店街」の再活性化を目指す運動を主導し、まちづくり会社「百町物語」を設立。商店街の再生を支援している[9]。
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テレビ番組
- 日経スペシャル カンブリア宮殿 伝統ある和菓子界の革新者! 自然豊かな里山から生み出される絶品和菓子の秘密(2017年4月20日、テレビ東京)[10]
書籍
関連書籍
- 『花雲水 菓匠とし世に生かされて』(著者:芝田清次)(1985年4月1日、講談社)ISBN 9784062017657
関連項目
- 全国和菓子協会
- 滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール ホールの公式スポンサーとなっている。
- 石山寺門前の和菓子店で紫式部のすずりモチーフの和菓子 若手社員が開発 びわ湖大津経済新聞
- 西川貴教 - 滋賀県出身のアーティスト。西川は滋賀ふるさと観光大使を務めており、2021年より叶 匠壽庵とのコラボ商品も開発・販売をしている。売り上げの一部は「滋賀応援寄附」に寄附されている。
脚註
外部リンク
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