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司凍季
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(つかさ とき、1958年10月30日 -)は、日本の小説家・推理作家。
ペンネームの名付け親は島田荘司である。
経歴
大分県生まれ。母親は米領フィリピン・ミンダナオ島ダバオ市生まれの日系アメリカ人。親族は五カ国語を喋る国際的な環境で育つ。
高校時代に横溝正史や松本清張を読む。 教師からのいじめのため高校にはほとんど通わず、父親の友人であったエコール・ド・パリ蒐集家の南海病院元院長緒方保之医師の院長室に足繁く通い、ギリシア哲学や文学や西洋絵画を教わる。ソファ横の床にシャガールやローランサンの油彩カンバスが無造作に数十点立てかけてある環境であった。
法政大学文学部日本文学科卒業。大学時代は文芸評論家の小田切秀雄に師事。大学2年の時、友人と文芸同人誌『法政文芸』を創刊。 同時期に都内の小説サークルで漫画原作者の狩撫麻礼に会い、毎週狩撫の原稿を読む。大学のゼミでは太宰治を専攻。22歳の時に『津軽』を読み、一週間津軽を旅する。太宰の生家「斜陽館」に泊まる。たまたま同宿した美大生が、漫画家の喜国雅彦であったことが、38年後、2018年のクリスマスに判明。卒論は「佐多稲子と戦争責任の問題」。大学卒業後に、別府大学で図書館司書資格を取得。隣の席で受講していたのが直木賞作家の佐藤正午であった。
1988年頃『東西ミステリーベスト100』で紹介されていた島田荘司に興味を持ち、作品をすべて読む。1989年9月『奇想、天を動かす』に感動し、光文社カッパ・ノベルス編集部あてに「読後の感想」を送ったことがきっかけとなり、島田と講談社ノベルス編集者であった宇山日出臣に勧められ、本格ミステリーを書きはじめる。
1991年、島田荘司の推薦により『からくり人形は五度笑う』で小説家デビュー。
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作品リスト
一尺屋遙シリーズ
竜崎幸シリーズ
- 女探偵(ウーマン・アイ)・心臓を抉る恋(1994年6月 双葉ノベルス)
- 女探偵(ウーマン・アイ)・幽霊殺人事件(1995年5月 双葉ノベルス)
その他
アンソロジー収録短編
「」内が司凍季の作品
- ミステリーの愉しみ5 奇想の復活(1992年8月 立風書房)「頸折れ人形考」
- 本格推理2 奇想の冒険者たち(1993年10月 光文社文庫)「亡霊航路」
- さよならブルートレイン: 寝台列車ミステリー傑作選(2015年10月 光文社文庫)「亡霊航路」
雑誌掲載短編
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脚注
関連項目
外部リンク
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