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名古屋市交通局5000形電車
名古屋市交通局の通勤形電車 ウィキペディアから
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名古屋市交通局5000形電車(なごやしこうつうきょく5000がたでんしゃ)は、1980年(昭和55年)から2015年(平成27年)にかけて東山線で使用されていた名古屋市交通局(名古屋市営地下鉄)の通勤形電車である。
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概要
東山線の冷房化推進として試作車6両編成1本が竣工し、100形・200形の置き換えとして6両編成22本(132両)が増備された。
名古屋市営地下鉄の車両で初めてアルミニウム合金製[注釈 2]を採用し、制御車(付随車)が先頭車に配置され、標準軌と第三軌条方式で初めて冷房装置と回生ブレーキを搭載し、電機子チョッパ制御と固定窓を採用し、荷物棚が設置され[注釈 3]、東山線で初めて黄色の帯が車体に配された。
正面は切妻形であるが、僅かに傾斜させ、非常扉を助士側に寄せた非対称形で、前面上部窓を一体化させた意匠を採用。これは多少の違いはあるが、後の250形や5050形にも受け継がれた。
車番は本形式以前ならローマン体となっていたが、本形式以降はゴシック体を採用している。
本形式以降は小型車体のため、制御装置など主要電気機器を分散搭載し、編成の半分、3両で1ユニットとなった。
冷房装置の搭載に伴い、車端部は天井が低くなり、それ以外はダクトが張り出している[注釈 4]。冷房装置は集約分散式で、能力14.53 kW(12,500kcal/h)出力品を各車に2台(1両あたり29.07 kW・25,000kcal/h)搭載している[2][3]。
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編成
藤が丘方面先頭から4両目に当たる5400形は平日の始発から終電まで女性専用車両となる。
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廃車
東山線は後に導入された5050形と合わせて50編成で運用されていたものの、予備編成の見直しに伴う減車措置がとられ、2004年3月27日に保安装置が打子式ATSからCS-ATCに切り替えられた際に車内信号式ATC対応改造が見送られた5101・5102編成が廃車された。
車体については鶴舞線3000形より本形式の方が新しいものの、試作車の竣工から約25年が経過し、特に走行時の横揺れが災いするなど、電気機器装置の老朽化が進んでいること、ホーム柵制御装置を新規搭載するスペースがないことから、廃車が決定した。
N1000形の導入に伴い、2008年3月26日から2015年4月24日にかけて順次廃車が進み、8月28日を最後に営業運転を終了し、30日付で廃車され、形式消滅した[4][5]。
- 日本車両リサイクル(現・日本総合リサイクル)に搬入された5000形
- 貫通扉・内装・床下機器が撤去された解体・搬出待ちの5000形
ブエノスアイレス地下鉄への譲渡・架線集電化

2013年7月10日から23日にかけて5103・5112・5115・5121・5122編成がブエノスアイレス地下鉄に譲渡され、架線集電化も行われた。
譲渡された車両は以下の通り。
- 5103編成
- 5112編成
- 5115編成
- 5121編成
- 5122編成
営業区間
脚注
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