名鉄DB5形ディーゼル機関車

名鉄DB5形ディーゼル機関車（めいてつDB5がたディーゼルきかんしゃ）は、かつて名古屋鉄道で運用されたディーゼル機関車である。1両（5）が存在した。

名鉄DB5形ディーゼル機関車
基本情報
運用者	名古屋鉄道
所有者	日本レイヨン
製造所	日本輸送機
製造年	1954年
製造数	1両
引退	1970年
主要諸元
軸配置	B
軌間	1,067 mm
全長	5,050 mm
全幅	2,000 mm
全高	2,565 mm
運転整備重量	8.0 t
動力伝達方式	機械式
機関	日野DS11Aディーゼル機関1基
制動装置	手動
出力	60 ps/1,300 rpm

概要

1954年（昭和29年）3月、日本輸送機が製造した小型（8ｔ）のディーゼル機関車である。私有車であり所有権は日本レイヨン、車籍は名古屋鉄道であった。国鉄E型貨車移動機と同型である。

挙母線大樹寺駅から伸びる同社岡崎工場専用線で運用されたが、1969年（昭和44年）にDB75形が同線に導入されたことに運用機会は減少し、1970年（昭和45年）1月に廃車された。

参考文献

• 清水武・田中義人・澤内一晃『名古屋鉄道の貨物輸送』フォトパブリッシング、2021年。ISBN 978-4-8021-3270-1。