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和田紀夫

日本の実業家 ウィキペディアから

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和田 紀夫(わだ のりお、1940年8月16日 - )は、日本実業家。第5代日本電信電話 (現・NTT株式会社) 代表取締役社長。現、同社相談役。

概要 わだ のりお 和田 紀夫, 生誕 ...

経歴

山口県防府市出身。京都大学経済学部卒業。

NTTでの経歴

1964年昭和39年)に日本電信電話公社に入社。理事・労働部長、東北支社長、グループ企業本部長等を歴任。

1998年平成10年)からは、持株会社準備室長を兼務し、翌年、持株会社移行本部長となる。同年7月、NTT再編が実施され同時に副社長に就任。2002年平成14年)に、第5代日本電信電話株式会社社長に就任する。

NTT社長退任後

2007年平成19年)に社長職を退任し、会長に就任。2012年平成24年)6月より相談役。また、同月日本棋院理事長に就任した[1]。なお、本人は「囲碁はアマチュア初段の腕前」であるという。

NTT会長の他には日本経済団体連合会顧問や厚生労働省産業労働懇談会委員、日本中央競馬会運営委員[2]などの要職を務めた。

2018年春の叙勲で旭日大綬章を受章[3]

NTT社長として

思いもよらぬ起用[4]

当初、和田氏は最有力の社長候補ではなかった。同時期に有力候補とされていた鈴木正誠氏(NTTコミュニケーションズ)および立川敬二氏(NTTドコモ)が、共にITバブル崩壊に伴う海外事業に関する経営判断をめぐり厳しい評価を受けたことから、両氏の起用は見送られた。そこで、和田氏のグループ全体における合理化施策と、労務分野での豊富な実務経験と組織運営能力が評価され、後任として選任された。

在任中の取り組み

放送と通信の融合の問題に積極的に取り組み、NTTとして映像配信のための通信網整備などを積極的に展開する考えを示すが直接的な放送事業への参入はしなかった。また、既存の固定電話設備の更改を事実上凍結し、2010年までに電話網のIP化と3000万人を光ファイバ網に収容するとの計画を発表した。

略歴

  • 昭和39年 4月 日本電信電話公社入社
  • 平成4年 6月 日本電信電話株式会社(現・NTT株式会社) 取締役 東北支社長
  • 平成8年 6月 同 取締役 グループ事業推進本部長
  • 平成8年 7月 同 取締役 グループ企業本部長
  • 平成9年 6月 同 常務取締役 グループ企業本部長
  • 平成10年 6月 同 常務取締役 グループ企業本部長 持株会社準備室長兼務
  • 平成11年 1月 同 常務取締役 持株会社移行本部長
  • 平成11年 7月 同 代表取締役副社長
  • 平成14年 6月 同 代表取締役社長
  • 平成19年 7月 同 取締役会長
  • 平成24年 6月 同 相談役

脚注

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