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国立館山海上技術学校
千葉県館山市にある海事教育機関 ウィキペディアから
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国立館山海上技術学校(こくりつたてやまかいじょうぎじゅつがっこう、National Tateyama Maritime Poly-technical School)は、千葉県館山市にある独立行政法人海技教育機構の学校。中学校卒業者を対象に生徒を募集し、船舶を運航できる船員を養成する学校である。
2023年(令和5年)1月現在、海上技術学校(中卒後3年間)は唐津(佐賀県)、口之津(長崎県)、そして館山の3か所である。
所在地
- 〒294-0031 千葉県館山市大賀無番地
- 北緯34度58分50秒 東経139度49分49秒
- 千葉県房総半島南部に位置する。
学校名の変遷
- 国立館山海員学校 -1963年(昭和38年)~2001年(平成13年)までの38年間
- 国立館山海上技術学校 -2001年(平成13年)~現在に至る。
高等学校との違い
- 高等学校は文部科学省が所管する。
- 海上技術学校は国土交通省下の独立行政法人が所管するので、「高等学校」という名称を用いていない。しかし、海上技術学校を卒業すると、文部科学大臣より、高等学校卒業と同等の資格が与えられる[1]。よって大学受験も可能である。高等学校とさほど変わりはない。
- 大学入試センター試験の際に必要になる高校コードも「文部科学大臣の指定したもの」として、国際バカロレア資格取得者、アビトゥア資格取得者、バカロレア(フランス共和国)取得者等と同様に、「53000A」が割り振られている[2]。
沿革
設置学科
学期
共学・別学
寮
- 男子寮・女子寮が学校敷地内にあるが、通学生もいる。
- 学期ごとに部屋替えをしている。
奨学金
- 奨学金制度がある。
取得できる資格
卒業(3年間)と同時
- 高等学校卒業同等資格(上述の通り)
- 四級海技士免状[4]の受験資格の一部。(筆記試験が免除)
- 四級海技士試験の受験には実際に船で働いた経験(「乗船履歴」)を経て、「筆記試験」と「口述試験」の両方に合格しなければならない。(上述の通り、筆記試験は免除となる。)
- 3年で卒業するか、その後続けて6か月間の乗船実習科を修了するかで、「乗船履歴」の期間が異なる。つまり試験を実際に受けられるまでの速さが異なる。
- 3年で卒業---卒業後、就職した企業の船で1年9か月乗船。
- 卒業後すぐ乗船実習科を修了---6か月。(修了と同時)
在学中
進路
カリキュラム
- 本科では以下の科目、実習を合わせて学ぶ。
- 一般科目 -高等学校で学ぶ普通教科。
- 国語、社会、数学、理科、英語、体育、情報
- 専門科目(商船)-海上技術者として必要な専門科目。
- 練習船乗船実習(3か月)3年生の3学期に行う。
- 一般科目 -高等学校で学ぶ普通教科。
学校設備
- 校内練習船 「望洋丸」(ぼうようまる)
4翼CPP×1軸
なお最大舵角は各舷70度、CPPのピッチはダイヤルにて1度ずつの調整が可能であり、高い操船性能を持っている。 (テレグラフでの回転数、ピッチ角制御も可能)
また小型の練習船ながらAIS、GPS、音響測深器、国際VHF、ナブテックス受信器、レーダー、ECDIS、その他無線装置等を装備し、大型船舶と遜色ない船橋設備を有している。
- 発電機×2
- 非常用発電機×1
- 主空気圧縮機×1
- 非常用空気圧縮機×1
- 主空気槽×2
- その他ポンプ各種
機関制御室は最大15人程度収容可能であり、モニターにより主機その他の情報が確認できる。
船内は、船室、船橋、制御室が冷暖房完備である。
その他所有設備
小型船舶×2 novaI、novaII
カッター×3
船外機付伝馬船×3
- 建物
- 本館
- 教室棟
- 実習技業棟
制服
※女子生徒はスカートの他にズボンも選択できる。
学校行事
1学期
2学期
- 9月 -始業式、1年サバイバル訓練、防災訓練、第2回体験入学、四級海技士口述試験対策合宿(乗船実習科対象)
- 10月 -バス遠足、中間考査、四級海技士口述試験対策合宿(乗船実習科対象)、第3回体験入学
- 11月 -四級海技士口述試験、海校祭
- 12月 -期末考査、3年生修了式、終業式
3学期
部活動
カッター部は全国優勝常連校であり全国の水産学校及び海上技術学校の中で優勝回数は3位-4位を推移している。 また連覇を達成した年もあるほか、学生以外も参加する横浜港カッターレースにおいても強豪である。
アクセス
周辺
脚注
関連項目
リンク
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