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国鉄タキ14300形貨車
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国鉄タキ14300形貨車(こくてつタキ14300がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)及び1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は日本貨物鉄道(JR貨物)に在籍した私有貨車(タンク車)である。
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概要
本形式は、ノルマルパラフィン専用の35t 積タンク車として1968年(昭和43年)12月3日から1970年(昭和45年)9月30日にかけて3ロット7両(タキ14300 - タキ14306)が日本車輌製造1社のみにて製作された。
本形式の他にノルマルパラフィンを専用種別とする形式には、他に例がなく唯一の存在である。
35系に属するタンク体は、耐候性高張力鋼(SPA-H)製であり、荷扱いのため蒸気加熱管を装備した。荷役方式は、積込みはマンホールからの上入れ式、荷降ろしは吐出管を用いた下出し式である。
車体色は黒、寸法関係は全長は12,620mm、全幅は2,720mm、全高は3,825mm、台車中心間距離は8,820mm、実容積は47.9m3、自重は16.5t、換算両数は積車5.0、空車1.6、台車はベッテンドルフ式のTR41Cである。
1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には全車の車籍がJR貨物に継承され、1995年(平成7年)度末時点では全車健在であったが、2008年(平成20年)8月に最後まで在籍した1両(タキ14306)が廃車となり同時に形式消滅となった。
年度別製造数
各年度による製造会社と両数、所有者は次のとおりである。
- 昭和43年度 - 1両
- 日本車輌製造 1両 日本石油輸送(タキ14300)
- 昭和44年度 - 4両
- 日本車輌製造 4両 日本石油輸送(タキ14301 - タキ14304)
- 昭和45年度 - 2両
- 日本車輌製造 2両 日本石油輸送(タキ14305・タキ14306)
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参考文献
- 吉岡心平 『プロフェッサー吉岡の私有貨車図鑑(復刻増補)』 2008年、ネコ・パブリッシング刊 ISBN 978-4-7770-0583-3
- 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)
関連項目
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