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国鉄タキ1700形貨車
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国鉄タキ1700形貨車(こくてつタキ1700がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)に在籍した私有貨車(タンク車)である。
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概要
本形式は、希硫酸専用の30t 積タンク車として1950年(昭和25年)11月22日から1953年(昭和28年)12月25日にかけて24両(コタキ1700 - コタキ1723)が、日本車輌製造、汽車製造の2社にて製作された。その後1954年(昭和29年)10月29日から1957年(昭和32年)12月26日にかけて7両が形式内改造(タンク内面処理変更)され区別のため50番台(コタキ1750 - コタキ1756)に改番された。また本形式から多数の車が種車として他形式(タキ4700形(コタキ1701 - コタキ1702)→コタキ4700 - コタキ4701)、タキ6100形(コタキ1717→コタキ6100)、タキ300形)へ改造された。
記号番号表記は特殊標記符号「コ」(全長 12 m 以下)を前置し「コタキ」と標記する。
本形式の他に希硫酸を専用種別とする形式は、タ1370形(3両)、タ1400形(3両)、タ1900形(4両)、タム3500形(6両)、タラ300形(13両)、タサ400形(14両)、タサ2100形(1両)、タキ1450形(1両)、タキ4700形(3両)、タキ4750形(6両)、タキ7600形(2両)、タキ19700形(6両)の12形式があり本形式は最多両数形式である。
落成時の所有者は、日本曹達、東邦亜鉛の2社であり、その各々の常備駅は磐越西線の大寺駅(現在の磐梯町駅)、信越本線の安中駅であった。
1966年(昭和41年)12月3日に日本曹達所有車7両(コタキ1750 - コタキ1756)が日曹金属へ名義変更された。
タンク体材質は、一般構造用圧延鋼材 (SS41、現在のSS400)製であり、荷役方式は、タンク上部の液入管からの上入れ、液出管と空気管使用による上出し方式である。
最後まで在籍した3両(コタキ1750 - コタキ1752)が1975年(昭和50年)3月18日に廃車となり同時に形式消滅となった。
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参考文献
- 吉岡心平 『プロフェッサー吉岡の私有貨車図鑑(復刻増補)』 2008年、ネコ・パブリッシング刊 ISBN 978-4-7770-0583-3
- 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)
関連項目
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