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国鉄タム1700形貨車

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国鉄タム1700形貨車(こくてつタム1700がたかしゃ)は、かつて運輸省日本国有鉄道(国鉄)に在籍した私有貨車タンク車)である。

概要 基本情報, 車種 ...

本形式より改造され別形式となったタム1750形についても本項目で解説する。

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タム1700形

タム1700形は濃硫酸専用の14 t(タム1700 - タム1715)または15 t(タム1716 - タム1722)積タンク車として1948年(昭和23年)9月14日から1949年(昭和24年)11月19日にかけて23両(タム1700 - タム1722)が東洋レーヨン、にて製作された。この23両の内には多数の戦災復旧車が含まれている。

本形式の他に「濃硫酸」または「濃硫酸及び発煙硫酸」を専用種別とする貨車は、タム400形(418両)、タキ4000形(351両)、タキ5750形(500両)、タキ46000形(71両)等実に21形式が存在した。

1955年(昭和30年)1月18日に1両(タム1714→タム1750)が改造され形式名は新形式であるタム1750形とされた。

落成時の所有者島根化学工業東洋レーヨン日本軽金属昭和石油興国人絹パルプの5社であった。

車体色は、寸法関係は全長は7,300 mm、軸距は3,500 mm、実容積は8.4 m3、自重は8.3 t - 8.9 t、換算両数は積車2.4、空車1.0、走り装置はシュー式の二軸車である。

1968年(昭和43年)9月30日に最後まで在籍した19両が廃車となり同時に形式消滅となった。

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タム1750形

概要 国鉄タム1750形貨車, 基本情報 ...

1955年(昭和30年)1月18日にタム1700形1両(タム1714→タム1750)が川崎車輛にて改造され、形式名は新形式であるタム1750形とされた。

所有者は昭和石油であり、その常備駅は信越本線貨物支線の東新潟港駅であった。

車体色は黒、寸法関係は全長は6,250 mm、軸距は3,000 mm、実容積は8.4 m3、自重は9.0 t、換算両数は積車2.4、空車1.0であり、走り装置はシュー式の二軸車である。

1968年(昭和43年)9月30日に廃車となり同時に形式消滅となった。

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参考文献

  • 吉岡心平 『プロフェッサー吉岡の私有貨車図鑑(復刻増補)』 2008年、ネコ・パブリッシング刊 ISBN 978-4-7770-0583-3
  • 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)

関連項目

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