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国鉄タム1900形貨車

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国鉄タム1900形貨車(こくてつタム1900がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)およびその前身である運輸省に在籍した私有貨車タンク車)である。

概要 基本情報, 車種 ...
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概要

本形式は、カセイソーダ液専用の15t 積タンク車として1947年(昭和22年)頃から1948年(昭和23年)3月11日にかけて6両(タム1900 - タム1905)が製造された。1948年(昭和23年)3月11日にタ2100形(タ2100,タ2101→タム1906,タム1907)2両(全車)の専用種別変更が行われ(希硝酸→カセイソーダ液)本形式に編入された。同時にタ2100形は形式消滅となった。種車となったタ2100形は1937年(昭和12年)5月29日から同年6月10日にかけてタム400形として製作され、1943年(昭和18年)3月9日に専用種別変更(濃硫酸→希硝酸)が行われたことによりタ2100形(タム1447,タム1450→タ2100,タ2101)となった車両である。

本形式の他にカセイソーダ液を専用種別とする貨車はタム900形(130両)、タキ1400形(104両)、タキ2600形(522両)、タキ2800形(332両)、タキ7750形(289両)等実に29形式が存在した。

所有者興国人絹パルプ日東化学工業の2社であり、鹿児島本線八代駅八戸線(貨物支線)湊駅をそれぞれの常備駅として運用された。

塗色は、であり、全長は6,240mm、軸距は3,900mm、実容積は12.1m3、自重は8.1t - 8.9t、換算両数は積車2.6、空車1.0、車軸は12t長軸であった。

1968年(昭和43年)9月30日に最後まで在籍した6両(タム1900 - タム1905)が廃車となり同時に形式消滅となった。

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参考文献

  • 吉岡心平 『プロフェッサー吉岡の私有貨車図鑑(復刻増補)』 2008年、ネコ・パブリッシング刊 ISBN 978-4-7770-0583-3
  • 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)

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