トップQs
タイムライン
チャット
視点
塩化鉄(II)
ウィキペディアから
Remove ads
塩化鉄(II)(えんかてつ(II)、Iron(II) chloride)は、組成式 FeCl2の無機化合物である。かつては塩化第一鉄(えんかだいいちてつ、ferrous chloride)と呼ばれた[注釈 1]。水に易溶で溶解度は64.4 g/100 mL (10℃)、105.7 g/100 mL (100℃)である。潮解性がありエタノールにも可溶である。無水物は淡黄色粉末で、四水和物は黄緑色をしている。溶液を空気に放置すると酸素により酸化され塩化鉄(III)に変化する。[2]植物染料の媒染剤として用いる。
Remove ads
合成
要約
視点
塩化鉄(II)は鉄と塩化水素との反応で得られる。これはハロゲン化金属の典型的な製法である。
塩化鉄(II)の合成には濃塩酸のメタノール溶液を使った方法がよく使われている。この反応では錯塩 [Fe(MeOH)6]Cl2が生成し、これを真空状態で160℃まで加熱すると純粋なFeCl2が得られる[3]。臭化鉄(II)[FeBr2]とヨウ化鉄(II)[FeI2]も同じような方法で作ることができる。
また、塩化鉄(III)とクロロベンゼンから塩化鉄(II)を合成する方法もある[4][5]。
Remove ads
脚注
関連項目
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads