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多和田吏

日本の作曲家 ウィキペディアから

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多和田 吏(たわだ つかさ、1965年3月24日 - )は作曲家ピアニスト

略歴

2歳からピアノを始める。1987年より本格的に商業音楽家として活動開始。フリーの作曲家として1992年、東京都港区に作曲・レコーディング用スタジオ設立し、映画・ゲーム・放送等の音楽を幅広く手がける。ゲーム音楽においてはアーケードやファミコンをはじめ現在のハードウェアに至るまで50以上のプロジェクトに参加。

2002年、任天堂のセカンドパーティーに位置するゲーム開発会社であるジニアス・ソノリティを設立、取締役に就任。『ポケモンコロシアム』をはじめ数タイトルなどの開発に関わる。2007年、取締役を退任。再びフリーの作曲家・プロデューサーとして活動を始める。

人物

主にゲームミュージックを手がける。作曲家としての活動の他、スーパファミコン『イーハトーヴォ物語』の音楽によってすぎやまこういちに才能を見出され、『ドラゴンクエストVI』の開発に携わり、以後『ドラゴンクエストシリーズ』のサウンドデザインに関わるようになった。ドラゴンクエストのサウンドデザインにおいては「自分の中に実現可能な完成形が最初からほぼ見えていたため不思議とプレッシャーはなかった」と語っている。

制作においては、王道的で作りやすい手法からあえて離れて挑戦的な手法で臨むこともあるという。『ポケモントローゼ』では容量制限のため内蔵音源を使うところをわざわざストリームで鳴らし、携帯ゲーム機から鳴らされる音像イメージを覆そうと考えた。逆に『ポケモンコロシアム』では、ストリームで鳴らしたほうが作りやすいところを「ゲームキューブの音源性能の限界に迫ってみたい」と内蔵音源で鳴らすことを追求した。トローゼではこの多和田の発言に興味を持った企画者が、条件を提示した上で「容量や曲の長さの厳しい条件で、多和田さんからどんな音楽が生まれてくるのか楽しみでもありますので、やりましょうよ」と言われ実現できたという[1]

イーハトーヴォ物語』では、その幻想的で情緒的な音楽が高い評価を受けており、1993年のゲーム発売以来長年にわたってユーザーの支持を得ている。1996年に発売された「オーケストラによるゲーム音楽コンサート」のCDに『ドラゴンクエストVI 幻の大地』や『クロノ・トリガー』などの有名作と並んで収録されており、発売後10年近く経った2002年にはサウンドトラックが復刻され、またゲーム音楽コンサート「PRESS START」2012年公演でも演奏された。

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参加作品

ゲーム

サウンドデザインのみ

コンピレーション・アルバム

  • オーケストラによるゲーム音楽コンサート5(1996年) 10曲目「イーハトーヴォ賛歌」収録
  • テン・プランツ(1998年) 植松伸夫笹川敏幸が企画したオムニバス。2曲目「桜の木のある庭で」収録

映画


脚注

外部リンク

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