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夜廻り猫
日本の漫画作品 ウィキペディアから
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『夜廻り猫』(よまわりねこ)は、深谷かほるによる日本の8コマ漫画[1]。
第21回手塚治虫文化賞短編賞受賞作品[2]。同年、第5回ブクログ大賞マンガ部門大賞受賞[3]。2024年12月時点で累計発行部数は70万部を突破している[4]。
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制作背景
深谷の高校生の息子が入院中、深谷が息子の気晴らしのため漫画を描こうとしたところ、息子から「家にある怖い猫の絵(第1巻に収録)」とリクエストされ手元にあったB5コピー用紙にサインペンで描いたものが本作となった。このため最初の数作は定規を使用しないフリーハンドで描かれている[5][6]。息子の勧めで2015年10月22日、自身のTwitterに投稿したところ[7]、徐々に反響を呼び、山本さほや糸井重里からもリツイートされたことで知名度が上がった[6]。
2016年6月30日、角川書店から書籍化される[6]。
2017年3月、講談社のWebサイト「モアイ」で連載開始。角川版も講談社から第1巻として再刊された[1]。
主な登場キャラクター
- 遠藤平蔵
- 頭に猫缶を乗せ半纏を着た灰色の野良猫。毎夜「泣く子はいねがー」と歩きまわり、「涙の匂い」を嗅ぎ付けると、その人間の前に現れ、話を聞いたりアドバイスを与える。
- 名前の由来は作者の深谷の知人夫妻の苗字と飼い猫の名前[9][10]。
- 重郎
- いつも平蔵に抱かれているトラ縞の子猫。姑獲鳥(カラスのような鳥で描かれている)に襲われ右目を失ったところを平蔵に助けられた。
- 宙(ちゅう)
- 平蔵から「宙さん」と呼ばれる飼い猫。「先生」家で飼われている。
- 先生
- 猫好きの高齢男性。姓は「前川」。物書きを生業としている。時折、庭で魚を焼いて平蔵ら近所の野良猫たちに振る舞う。
- ワカル
- 夜廻見習いの猫。「さっちゃん」という高齢女性に飼われている。たまご色の毛色でおっとりして楽天的な性格。口癖は「わかります~」。なおスピンオフ作品で居酒屋を経営している[11]。
- ニイ
- 左目がつぶれた野良猫。名前はないが、重郎から「ニイ」と呼ばれるようになった。
- 元・重郎
- 街で最長老の野良猫。「千匹を倒した中央線の牛」の二つ名を持つ。平蔵が拾った子猫に「重郎」の名を譲り名無しの野良猫に戻る。
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書誌情報
- 『夜廻り猫 1 今宵もどこかで涙の匂い』KADOKAWA 2016年6月30日、ISBN 978-4-0473-4178-4
- 深谷かほる 『夜廻り猫』 講談社〈ワイドKC〉、既刊11巻(2024年12月23日現在)
- 2017年3月17日発行[12]、ISBN 978-4-06-337859-7
- 2017年3月23日発行[13]、ISBN 978-4-06-337860-3
- 2017年11月22日発行[14]、ISBN 978-4-06-510522-1
- 2018年7月23日発行[15]、ISBN 978-4-06-511703-3
- 2019年4月23日発行[16]、ISBN 978-4-06-515185-3
- 2019年11月22日発行[17]、ISBN 978-4-06-517779-2
- 2020年12月23日発行[18]、ISBN 978-4-06-521769-6
- 2021年11月22日発行[19]、ISBN 978-4-06-525774-6
- 2022年11月22日発行[20]、ISBN 978-4-06-529696-7
- 2023年11月22日発行[21]、ISBN 978-4-06-533702-8
- 2024年12月23日発行[4]、ISBN 978-4-06-537815-1
テレビアニメ
2023年3月21日(20日深夜)からNHK総合にて変則的に1週間以内に5話ずつで全話放送された[22][注 1]。
キャスト
スタッフ
放送リスト
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イベント
脚注
外部リンク
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