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大井川鉄道cトキ200形貨車
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大井川鉄道cトキ200形貨車(おおいがわてつどうcトキ200がたかしゃ)は大井川鐵道井川線で使われている貨車。
概要
要約
視点
木製のあおり戸と妻板をもつ、2軸ボギー無蓋車である。日本国有鉄道(国鉄)トキ10形を縮小したような形状で、「トキ」を称するものの荷重は16トンで、国鉄でいえば"ム"級の荷重に過ぎない。1953年(昭和28年)に井川線が中部電力の専用線として全通するのに備えて、同年12月に製造された形式である。
cトキ201 - 225の25両が三菱重工業で、cトキ226 - 250の25両が近畿車輛でそれぞれ製造された。当時のダム建設で、大井川を流送できなくなった木材輸送に主に用いられ、cワフ0形と連結して大井川本線にも乗り入れた。また、井川線として旅客営業が開始されてからは、乗客が多く客車だけでは足りない場合に、旅客列車に使用されたこともある。
その後は、貨物輸送の減少と旅客輸送の増加から、廃車・解体されたり、同社スロニ200形・スロフ300形・スハフ500形・クハ600形などの客車に改造されるなどして数を減らしているが、2022年(令和4年)現在ではcトキ226 - 230の5両が在籍しており、事業用として石炭ガラの輸送などにも使用されている[1]。全50両のうち、cトキ231・232の2両は1978年(昭和53年)1月17日付で、cトキ208 - 210の3両は1990年(平成2年)5月22日付で、cトキ233 - 250の18両は1972年(昭和47年)11月15日付でそれぞれ廃車となったが、cトキ201 - 207・211 - 225の22両は客車に改造された。改造車両の詳細は以下のとおり。
井川線において井川方に連結した制御客車(クハ600形)から千頭方に連結した機関車(DD20形・ED90形)を制御するための引き通し線をもつが、これは日本の貨車としては極めて珍しい。引き通し線をもつ理由はアプト式区間を運行するためである。
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脚注
参考文献
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