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大河ドラマが生まれた日
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『大河ドラマが生まれた日』(たいがドラマがうまれたひ)は、NHK総合テレビジョンで2023年2月4日に放送されたテレビドラマ[1]。主演は生田斗真[1]。
2023年に日本でのテレビ放送70周年、大河ドラマ60周年を迎えることを記念した、若きテレビマンたちによる大河ドラマ誕生の様子を描く奮闘記[1]。NHK知財センターが初めて手掛けたテレビドラマである。
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あらすじ
1962年、若手のAD山岡はある日、プロデューサーの楠田から強引に誘われる形で局長成島の元を訪れ彼から「あらゆる娯楽を詰め込んだ日本一の大型時代劇を作れ」と命じられる。
題材は新聞小説として連載されていた『花の生涯』に決まり出演者選びでは五社協定に加えて映画業界のテレビを見下す風潮に阻まれながらも主演に尾上松緑、ヒロインに淡島千景、さらには佐田啓二と続々に大物が集まり収録が始まった。
ドラマは放送直後から話題と好評を集めて人気作となったが、現場では撮影スケジュールの管理、尾上の降板危機などの様々な問題にぶつかる事になる。幾多の困難をスタッフ達の知恵と努力で乗り越え、撮影は物語終盤の山場である桜田門外ノ変へと差し掛かる。スタジオでは限界、城のセットを組むには予算が足りないなどの意見から協議した結果、山岡が提案した太秦の東映城を貸してもらう案を採用し、山岡の熱心な交渉の末に借りる事に成功、無事に物語を完成させた。
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登場人物
主要人物
- 山岡進平
- 演 - 生田斗真
- NHK芸能局の若手アシスタントディレクター。元々は映画業界に入ろうとしていたが失敗した過去を持ち生放送のドラマに対して鬱屈とした感情を抱いている。楠田に巻き込まれる形で局長から命じられた大型時代劇の製作に参加する。当初は消極的な姿勢を見せていたが、撮影が進むに連れ情熱を持つようになり、終盤では映画業界への未練を断ち切る意味も込めて東映城を借りる交渉役を買って出た。
- 1960年に入局し、テレビ文芸部で『花の生涯』演出助手を務めた大原誠をベースとする狂言回し的なキャラクター。「桜田門外の変」のシーン撮影で東映京都撮影所との交渉役を担当した件など、大原のエピソードが多く使われているが、合川明や井上博のエピソードも使われている。
NHK
- 楠田欽治
- 演 - 阿部サダヲ[2]
- NHK芸能局プロデューサー。山岡の直属の上司。
- モデルは演出部出身で、1952年のテレビ準備室時代からテレビドラマを担当していた合川明。作中でも尾上松緑、淡島千景の出演交渉に関わったことが言及されているが、佐田啓二宅へ日参したエピソードは山岡へ振り分けられている。
- 大江育間
- 演 - 矢本悠馬[2]
- 芸能局のアシスタントディレクター。山岡の後輩。
- 本山靖道
- 演 - 松尾諭[3]
- NHK芸能局のチーフディレクター。『花の生涯』の演出を担当。山岡の先輩。
- モデルは脚本部出身の井上博。
- 成島庭一郎
- 演 - 中井貴一[4][注釈 1]
- NHK芸能局長。「映画に負けない新しい連続大型時代劇を作れ」と大号令を発する。
- モデルは1961年に社会部からの異動で芸能局長に就任した長沢泰治。
- 田沢富緒
- 演 - 林泰文[3]
- セットデザイナー。舞台劇出身。モデルは宝塚歌劇団出身の富樫直人。
- 役名不詳
- 演 - 池田良[5]、渋谷謙人[5]
天福荘
『花の生涯』出演者
京都・太秦
おでん屋
周辺人物
その他
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スタッフ
- 脚本 - 金子茂樹
- 演出 - 一色隆司(NHKエンタープライズ)
- 音楽 - 金子隆博
- 時代考証 - 天野隆子
- 殺陣指導 - 加藤学
- 所作指導 - 藤間貴雅
- 制作統括 - 佐野元彦(NHKエンタープライズ)、千野博彦(NHKメディア総局知財センター)
脚注
関連項目
外部リンク
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