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大波止停留場
長崎県長崎市にある長崎電気軌道の路面電車停留場 ウィキペディアから
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大波止停留場(おおはとていりゅうじょう、大波止電停)は、長崎県長崎市江戸町にある長崎電気軌道本線の停留場である。駅番号は29。
1号・2号各系統が停車する。
歴史
大波止停留場は1915年(大正4年)に開業した[1][2]。長崎電軌の第1期線(築町 - 病院下間)開通と同日のことである[2][3]。停留場の位置と名前は開業以来一度も変更されておらず、これは長崎電軌の路線開業より存在する停留場では唯一[4][5]。ただ当停留場が長崎県庁舎の最寄りであることから、戦前には乗務員によって「大波止県庁前」と呼称されることもあった[5]。
年表
構造
大波止停留場は併用軌道区間にあり、ホームは道路上に置かれる[6][7]。ホームは2面あり、南北方向に伸びる2本の線路を挟み込むように配されるが、互いのホーム位置は斜向かいに離れている[6][8]。北寄りにあるのが長崎駅前方面行きのホーム、南寄りにあるのが新地中華街方面行きのホーム[6]。
精霊流しの際は精霊船の走行経路上に長崎駅前方面ホームがあるため、危険防止のため交差点を挟んで南側に臨時のホームが設置され、通常のホームは閉鎖される。またこのときは混雑緩和のため停留場に改札係が配置され、通常の乗車扉からも降車できるような措置をとることが多い。
利用状況
長崎電軌の調査によると1日の乗降客数は以下の通り。
バス路線
周辺
周辺は長崎県の行政における中心地。大波止の交差点は市内でも有数の交差点である[5]。かつては長崎県庁舎の最寄り停留場であったが[1]、庁舎は2018年(平成30年)に移転した。
名前の通り長崎港の波止場も近く、五島列島や伊王島など近くの離島行きの船便がフェリーターミナルから発着する[1][5]。1969年(昭和44年)までは港内で運航される連絡船も発着していて、大波止は連絡船と電車の乗り継ぎ停留場であった[5]。フェリーターミナルは1996年(平成8年)に付近の埋め立てに伴い移転したため、当停留場からは少し距離がある[10]。その埋め立て地にはショッピングセンター「ゆめタウン夢彩都」が開業している[10]。
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隣の停留場
脚注
参考文献
関連項目
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