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女たちの戦争と平和資料館
NPO法人が開設した新宿区西早稲田にある民間施設 ウィキペディアから
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女たちの戦争と平和資料館(おんなたちのせんそうとへいわしりょうかん、英語:Women's Active Museum on war and peace、wam)は、東京都新宿区西早稲田にある資料館。主に旧日本軍の慰安婦と、戦時下における女性への暴力をテーマとしている。
![]() | この記事は中立的な観点に基づく疑問が提出されているか、議論中です。 (2021年3月) |
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概要
日本の慰安婦問題の責任を追及するための民間抗議活動(女性国際戦犯法廷)を行った一人である元朝日新聞記者の松井やよりの遺志を継承するため、NPO法人「女たちの戦争と平和人権基金」が設立主体となり2005年8月に開館した[1]。「日本ではじめて戦時性暴力に特化した記憶と活動の拠点」としている。
常設展示として「女性国際戦犯法廷」の概要を説明するパネルとともに、アジア各国の「慰安婦」被害に関する企画展、日本軍兵士の証言、今も世界で続く戦時性暴力に関するパネル等を展示している。展示内容はほぼ年1回変更がある。企画としては、日本の中学生を対象とした「中学生のための『慰安婦』展」などがある[4]。
沿革
2008年5月3日に『フィールドワーク日本軍「慰安婦」』を出版。同著において日本軍「慰安婦」制度について「国家による組織的な性奴隷制度であった」と定義している[5]。2013年に事務局長の渡辺美奈が新日本婦人の会などと協力し、国連などで日本国政府に慰安婦問題解決を求める国際連帯をよびかけている[6]。
2014年、国連自由権規約委員会が日本の審査を実施した際、事務局長の渡辺美奈がスイス・ジュネーブで行われた国連自由権規約委員会に参加した[7]。
2015年12月31日、慰安婦問題日韓合意について「被害者不在のままに政治的に「妥結」した日韓両政府に対して怒りを禁じ得ない」と抗議文を発表した[8]。
2016年8月、ユネスコの「世界の記憶」遺産に旧日本軍「慰安婦」関連資料を登録する運動において、昭和天皇の銃殺刑をイメージしたとみられる絵などを提出していることが杉田水脈などにより報じられた[9][10]。
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所在地・運営者・設計
日本以外の慰安婦をテーマにした展示館


戦争と女性の人権博物館(韓国)
→詳細は「戦争と女性の人権博物館」を参照
2012年5月5日、韓国の民間団体韓国挺身隊問題対策協議会はソウル市麻浦区に日本軍慰安婦問題について展示する「戦争と女性の人権博物館」[11] を、3億円(35億ウォン)をかけて建設し[12] 開館した[13]。日本でも日本建設委員会が結成され、多数の運動家・運動団体や研究者が呼びかけ人となり[14]、自治労、JR総連、NTT労働組合大阪支部などが寄付した。
阿マの家 平和と女性人権館(台湾)
2016年12月10日、台湾初の慰安婦博物館「阿マの家 平和と女性人権館」が台北市に開館した。
中国『慰安婦』歴史博物館・南京利済巷慰安所旧址陳列館(中国)
2005年6月に『上海日軍慰安所実録』を刊行した上海師範大学「中国慰安婦問題研究中心」所長の蘇智良は中国慰安婦記念館の設立を訴えた[15]。この訴えに応じて2007年7月5日、上海師範大学内に「中国従軍慰安婦資料館」が開館した[16]。2016年10月23日、上海師範大学内に「中国『慰安婦』歴史博物館」が開館。同時に中国人と韓国人の慰安婦像が設置された。韓国人の慰安婦像はソウルの日本大使館前のものと同じ椅子に座った少女像で、中国人慰安婦像も同様に椅子に座っている。[17]
2015年12月1日、南京に「南京利済巷慰安所旧址陳列館」が開館。2階建て建物8棟で構成されている。広場には慰安婦3人の像が鎮座している[18]。
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脚注
関連文献
関連項目
外部リンク
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