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子午線の祀り
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『子午線の祀り』(しごせんのまつり)は、木下順二作の戯曲。『平家物語』を題材とする[1]。1978年に『文藝』誌上に発表され、翌1979年に宇野重吉の総合演出で初演された。読売文学賞、朝日賞受賞作品。2017年に野村萬斎による新演出で上演され、第25回読売演劇大賞最優秀作品賞を受賞した[2]。『夕鶴』と並ぶ木下の代表作である。
独誦から俳優全員による合誦までを自在に組み合わせた「群読」という独特の朗読形式を導入した。主演した嵐圭史に『知盛逍遥』[3]がある。
上演
- 第1次:1979年(32ステージ)[4][6]
- 第2次:1981年(36ステージ)[4]
- 第3次:1985年(29ステージ)[4]
- 第4次:1990年(18ステージ)[4]
- 第5次:1992年(30ステージ)[4]
- 第6次:1999年[7]
- 第7次:2004年[7]
- 第8次:2017年[7]
- 2021年[5][8]
宇野重吉が総合演出を担当した第1次から第3次までの上演は、諸般の事情から全編のうち時間で約40分相当をカットしたバージョンだった[9]。宇野没後の1990年の第4次で初めて4時間にわたる脚本全編の上演が実現した[9]。
刊行書誌
- 子午線の祀り(木下順二、河出書房新社、新装版1986年/河出文庫、1990年)ISBN 978-4309402710
- 木下順二集8 『子午線の祀り』とその世界(岩波書店、1988年)ISBN 978-4000913584
- 子午線の祀り・沖縄 他一篇 木下順二戯曲選(岩波文庫、1999年)ISBN 978-4003110041
脚注
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