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安養寺 (松本市)

長野県松本市にある寺院 ウィキペディアから

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安養寺(あんようじ)は、長野県松本市波田三溝にある浄土真宗本願寺派寺院である。

概要 安養寺, 所在地 ...

歴史

往古は梓寺と呼ばれて同市安曇の大野川地区にあり、真言精舎であったとも言われる[1]。しかし、親鸞聖人が信濃の国をめぐった折にこの寺に止宿され、また弟子の西念坊道祐を遣わして教化に当たられてから、松本盆地における有力な浄土真宗の道場として発足したという[2]

1753年宝暦3年)から1761年にかけて、河岸段丘の下の段から現在地に移転され、当時の境内面積は1町6反6畝7坪であった。江戸時代初期には5か寺の寺中(地中)を持っていたが、この移転を契機に、それまで散在していた寺中の5か寺も境内に集められた[3]

1969年昭和44年)8月、12間四方の堂々たる本堂を火災のために焼失し、現在の本堂はその後に再建したものである[3]。かつて旧道に面していた山門は移転され、現国道に面している。

しだれ桜

樹齢500年、350年とされるしだれ桜が2本ある。他にもしだれ桜があり、季節には多くの観客を集めている。また、三本杉と呼ばれる杉の木1本、高野槇1本がある。この3種類の木は、2011年3月22日に松本市特別天然記念物に指定された[4]

廃仏毀釈

廃仏毀釈に際しては、松本藩では80数か寺が焼打ちにあったり、取り壊されたりしたが、安養寺住職了照は松本へ日参し、正行寺極楽寺宝栄寺などと協力して猛運動を展開して寺の存続をはかった。これが功を奏して、松本のすべての真宗寺院が廃寺の難を逃れた[5]

アクセス

関連項目

脚注

参考文献

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