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宮川春水

江戸時代の浮世絵師 ウィキペディアから

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宮川 春水(みやがわ しゅんすい、生没年不詳)とは、江戸時代浮世絵師

来歴

宮川長春の晩年の門人。俗称藤四郎、満洗堂と号す。画姓ははじめ宮川、のちに勝宮川、勝川と改む。江戸深川に住み、後に芳町に移る。作画期は寛保から明和にかけての頃で、版本の絵と肉筆美人画の作がある。版本は宝暦10年(1760年)の『絵本武者軍鑑』の挿絵など宝暦後期から明和までのものが7、8点、肉筆画はそれよりも多く残り20点ほどが知られている。画風ははじめ同門の宮川長亀の影響が窺えるが、のちに独自の可憐で繊細な画風を成したとされ、浮絵や見立絵なども描く。寛延3年(1750年)に宮川一門と稲荷橋狩野家とのあいだで起きた刃傷沙汰の後、春水は宮川の画姓を憚り、「勝宮川」さらに「勝川」と称し絵師の仕事を続けた。その門弟からは勝川春章が出ている。

作品

参考文献

  • 楢崎宗重編 『肉筆浮世絵Ⅰ(寛文~宝暦)』〈『日本の美術』248〉 至文堂、1987年 ※61頁
  • 『宮川長春とその系譜 ─宮川・勝川・葛飾派の流れ─』 浮世絵太田記念美術館、1995年
  • 国際浮世絵学会編 『浮世絵大事典』 東京堂出版、2008年 ※467頁
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