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小原啓渡

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小原 啓渡(こはら けいと、1960年[1][2] - )は、「アートを切り口に、新しい価値観を創造する」ことを理念とした団体、「アートコンプレックス」の統括プロデューサー[1]。株式会社アートコンプレックス[3]、リッジクリエイティブ株式会社[4]の代表取締役[1]、NPO法人ライブエンターテインメント推進協議会(通称LEO)理事長を務める[5]兵庫県出身[1][2][6]

経歴

舞台照明技術者時代(1980年代-1990年代)

宝塚歌劇団劇団四季、歌舞伎公演(中座・南座・松竹座)など、幅広い現場で舞台照明技術者として経験を積んだ[1]。1992年から1998年まで、日仏共同プロジェクト「MATOMA」のテクニカルディレクターを務め[6][7]、年間3-4ヶ月のヨーロッパツアーを中心とした活動を行った[2]。1994年「MATOMANOMA」[8]、1998年「Danse de l'automne」[9]でアビニョン演劇祭に参加している。

プロデューサー転向以降(1999年-)

1999年、元・毎日新聞京都支局の近代建築にて「アートコンプレックス1928」を立ち上げ、プロデューサーに転向[10][2][6]

2004年に京都で「三条あかり景色」をプロデュースし、ビル壁面やシャッターをスクリーンに見立てた映像上映によるプロジェクションマッピングを開始[11][12]。同年、名村造船所跡地で30年計画のアートプロジェクト「NAMURA ART MEETING '04-'34」を開始し[13][14]、これが後のクリエイティブセンター大阪の基盤となった[14]

2006年には指定管理者として大阪市立芸術創造館の管理運営を開始し、館長に就任[15][2]。2009年には大阪府府民文化部参与に就任[16][2]し、同年、NPO法人ライブエンターテインメント推進協議会を設立、理事長に就任した[5]

2016年には京都で舞踏専用劇場「KYOTO舞踏館」を開館し、ロングラン公演を開始した[17][18]

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主要プロジェクト

劇場プロデュースの他、文化支援ファンドの設立や造船所跡地をアートスペース「クリエイティブセンター大阪」に再生するなど、芸術環境の整備に関わる活動を行っている[2]

2012年4月からノンバーバルシアター『ギア-GEAR-』のロングラン公演をプロデュース。2025年9月11日に通算5000回公演を達成した[19]

2007年から開催していた300種類のワークショップを集めた「300DOORS」フェスティバルでは、これまで2万2千人以上が受講した[20]。「水都大阪2009」でのラバーダックプロジェクト[21]などの実績もある[2]

詳細はギア-GEAR-ART COMPLEXグループを参照。

受賞・評価

  • 2003年 第7回尾宮賞(京都府)[6]
  • 2004年 関西元気文化圏推進協議会ニューパワー賞(文化庁)[1][6]
  • 2011年 日経トレンディー「2012年 注目の人インタビュー ニッポンを元気にする20人」[22]
  • 2016年 京都創造者大賞2016 京都創造者賞(アート・文化部門)[23]
  • 2018年 第2回はなやかKANSAI魅力アップアワード関西インバウンド大賞(『ギア』)[24]
  • 2020年 京都夢実現プラン推進特別賞(『ギア』)[25]

著書

  • 『クリエーター50人が語る創造の原点』(論創社、2005年3月20日)ISBN 978-4-8460-0553-5[6]
  • 『GEAR [ギア] Another Day 五色の輪舞』(河出書房新社、2016年7月8日)原作[26]

脚注

外部リンク

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