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山極壽一

日本の人類学者、霊長類学者 (1952-) ウィキペディアから

山極壽一
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山極 寿一(やまぎわ じゅいち、1952年昭和27年〉2月21日 - )は、日本の人類学者人類学生態環境生物学)、霊長類学者。学位は、理学博士京都大学1987年)。京都大学名誉教授[2]総合地球環境学研究所所長。

概要 やまぎわ じゅいち山極 寿一, 生誕 ...

日本学術振興会奨励研究員財団法人日本モンキーセンターリサーチフェロー、京都大学霊長類研究所助手、京都大学大学院理学研究科教授、京都大学大学院理学研究科研究科長、京都大学理学部学部長、京都大学総長(第26代)、一般社団法人国立大学協会会長(第26代)、日本学術会議会長(第29代)などを歴任した。

京都大学大学院理学研究科博士課程修了。専攻は人類進化学。特にゴリラの生態から、人類の起源を探究する。霊長類学の観点から現代社会の問題も論じる。著書に『森の巨人』(1983年)、『ゴリラとヒトの間』(1993年)、『家族進化論』(2012年)など。

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概要

東京都出身の人類学者、霊長類学者にして、ゴリラ研究の第一人者である[3]京都大学理学研究科教授を経て、京都大学総長に就任し、2020年9月30日をもって、任期を終え、退任した。日本学術会議では「安全保障と学術に関する検討委員会」委員を務めており、会長にも就任した。

来歴

生い立ち

東京都出身[3]国立市立国立第一中学校都立国立高校を経て、京都大学理学部卒、同大学院理学研究科博士課程修了。理学博士(1987年)[4]

人類学者として

カリソケ研究センター客員研究員日本モンキーセンターリサーチフェロー、京都大学霊長類研究所助手、京都大学大学院理学研究科助教授、同教授を経て、2014年7月3日に京都大学で行われた教職員による投票(意向調査)で山極が1位となり、翌日の4日の学長選考会議で正式に学長になることが決まった[5]。 2014年10月1日より総長に就任[3]。京都大学の総長としては初の戦後生まれの総長となった[3]

人物

著書

  • 『森の巨人』(歩書房1983年
  • 『ゴリラ 森に輝く白銀の背』(平凡社1984年
  • 『おはようちびっこゴリラ』(新日本出版社(新日本動物植物えほん))1988
  • 『ゴリラとヒトの間』(講談社現代新書1993年
  • 『家族の起源 父性の登場』(東京大学出版会1994年
  • 『サルはなにを食べてヒトになったか 食の進化論』(女子栄養大学出版部、1994年)
  • 『ゴリラの森に暮らす アフリカの豊かな自然と知恵』(NTT出版1996年
  • 『父という余分なもの サルに探る文明の起源』(新書館1997年)のち新潮文庫 2015 解説:鷲田清一
  • 『ゴリラ雑学ノート 「森の巨人」の知られざる素顔』(ダイヤモンド社1998年
  • 『ジャングルで学んだこと ゴリラとヒトの父親修業』(フレーベル館1999年
  • 『ゴリラとあかいぼうし』(福音館書店2002年
  • 『オトコの進化論 男らしさの起源を求めて』(ちくま新書2003年
  • 『ゴリラ』(東京大学出版会2005年
  • 『サルと歩いた屋久島』(山と溪谷社(ネイチャー・ストーリーズ)、2006年)
  • 『お父さんゴリラは遊園地』(新日本出版社(ドキュメント地球のなかまたち)、2006年)
  • 『暴力はどこからきたか 人間性の起源を探る』(日本放送出版協会(NHKブックス)、2007年)
  • 『人類進化論 霊長類学からの展開』(裳華房2008年
  • 『家族進化論』(東京大学出版会、2012年)
  • 『「サル化」する人間社会』(集英社インターナショナル 知のトレッキング叢書 2014年)
  • 『ゴリラが胸をたたくわけ』阿部知暁絵(福音館書店 たくさんのふしぎ傑作集 2015年)
  • 『京大式おもろい勉強法(朝日新書 2015年)のち文庫
  • 『ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」』(毎日新聞出版、2018年)のち文庫
  • 『京大総長、ゴリラから生き方を学ぶ』(朝日新聞出版、2020年)
  • 『人生で大事なことはみんなゴリラから教わった』(家の光協会、2020年)
  • 『京大というジャングルでゴリラ学者が考えたこと』(朝日新書、2021年)
  • 『猿声人語 -進化の途上でこの社会を考える-』(青土社、2022年)
  • 『共感革命 社交する人類の進化と未来』(河出新書、2023年)
  • 『森の声、ゴリラの目 人類の本質を未来へつなぐ』(小学館新書、2024年)
  • 『争いばかりの人間たちへ ゴリラの国から』(毎日新聞出版、2024年)
  • 『老いの思考法』(文藝春秋、2025年)

共著・共編著

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論文

受賞

メディア出演

テレビ

ラジオ

脚注

外部リンク

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