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川連漆器
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川連漆器(かわつらしっき)は、秋田県湯沢市に伝わる伝統工芸品である。

歴史
鎌倉時代(1193年)、源頼朝の家人で稲庭城主の小野寺重道の弟、道矩公が、家臣に鞘、弓、鎧などの武具に漆を塗らせたのが始まりとされている[1]。本格的に漆器産業が始まったのは17世紀中頃、元和(1615年)から元禄にかけてであり、川連村を中心におよそ26戸が椀師業を営んだという[1]。文化12年(1815年)、藩の許可を得て朱塗りの漆器をつくり販路を他国にひらき、江戸時代後期には藩の保護政策のもとに、椀、膳、重箱など幅広い漆器がつくられるようになり、沈金や蒔絵などの飾りが加わって、産業基盤をさらに大きく築いた[1]。明治29年(1896年)川連村漆器同業組合が発足[1]。近年は新製品開発など、販路の拡大によって多種企業との連携で全国展開が見られる[2]。
昭和51年(1976年)国の伝統的工芸品に認定され[1]、平成8年(1996年)秋田県の伝統工芸品に選ばれた[1]。地域団体商標にも登録されている[3]。
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特徴
地塗りと中塗りを何度も繰り返した後[4]、塗り立てと言われる「花塗り」で仕上げるのが特徴である[4]。丈夫で使いやすく廉価なため、普段使いに喜ばれる実用漆器である[4]。
加飾は川連の特有の沈金、蒔絵を施す。
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脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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