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平成26年台風第22号
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平成26年台風第22号(へいせい26ねんたいふうだい22ごう、アジア名:Hagupit、命名:フィリピン、意味:鞭打つこと[1]、フィリピン名:Ruby)は2014年(平成26年)12月1日に発生した台風。
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概要

11月29日にチューク諸島付近で形成が始まった熱帯撹乱が次第に成長。12月1日に合同台風警報センター(JTWC)によって熱帯低気圧番号22Wを与えられ、同日15時(協定世界時1日6時)に北緯4度55分、東経152度05分で台風となり[2]、アジア名ハグピート(Hagupit)と命名[3][4]。西進した台風は12月3日にフィリピンの監視する領域に達したため、フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)によってフィリピン名ルビー(Ruby)と命名された[5][6]。
12月3日から12月4日にかけての24時間で中心気圧が55ヘクトパスカル低下して905ヘクトパスカルに達し[4]、中心付近の最大風速60メートル、最大瞬間風速85メートルの猛烈な台風に成長[7]。勢力を維持したままフィリピンに接近し、6日21時15分頃にサマール島東サマル州のドローレス付近に上陸した[8]。台風はゆっくりとした速度でフィリピンを横断したのち、11日21時(協定世界時11日12時)に南シナ海の北緯13度・東経112度で熱帯低気圧になった[9]。
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影響
フィリピン
前年の台風30号に似た進路で接近したことから、レベル1から3の暴風雨警報 (PSWS)(Public Storm Warning Signal)[10]がルソン島、ヴィサヤ諸島、ミンダナオ島に発令され[11]、7日までに先の被災地などで約14万7,000家族・約71万6,000人が事前に避難した[11]。15日までに判明している被害は死者18名、負傷者915名[12]。家屋の全半壊24万棟、インフラと農産物への被害額は3,349,359,620ペソ[12](約89億円[13])、影響を受けたのは385万人あまりとなっている[12]。
脚注
外部リンク
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