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映像記録方式
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映像記録方式とは映像を記録するために使われる方式である。
当初は映画用フィルムが使われていたが、その後、磁気テープやアナログディスクが登場した。その後、アナログ記録からデジタル記録へと移行し、デジタル圧縮が使われるようになった。
映像フィルム
→「映画用フィルム」および「List of motion picture film formats」を参照
アナログテープ
→「ビデオテープレコーダ」および「Videotape」を参照
アナログディスク
→「アナログディスク」を参照
デジタル記録
要約
視点
SD解像度
初期、コンポーネント映像信号やコンポジット映像信号をデジタル化して直接磁気テープに記録するシステムが業務向けとして登場した。その後、コンポーネント信号をフレーム内圧縮して保存することが行われるようになった。
1994年にフレーム内圧縮をベースとしたDV規格が制定されると、その規格を基にした様々な派生メディアが登場し、業務用だけでなく民生用としても普及した。
その後、MPEG規格が登場すると圧縮率の高いフレーム間圧縮も使われるようになった。しかしフレーム間圧縮はノンリニア編集システムとの相性が悪かったため、フレーム内圧縮のみのものも継続して使われた。
テレビ録画用としてはDVDに録画するためのDVDレコーダーが登場したほか、VHSのデジタル版であるD-VHSも登場した。
SDTV向け
以下はNTSCを前提とする。なお、NTSCにおいて色空間は、コンポジット信号の場合YIQが[1]、それ以外の場合Rec. 601が使われる。
民生向け
以下は注記の無い場合NTSCを前提とする。
民生用ディスク
複製の容易な光学ディスクは配布用メディアとして良く使われていたが、そのディスクメディアもデジタルで記録されるようになった。光学メディアに直接撮影するDVDハンディカムも登場した。
HD解像度
HDTV/HDシネマ向け
テレビがデジタル放送へと移行し、テレビ局ではテープレス送出が行われるようになった。2006年、放送局向けとしてMaterial Exchange Format(MXF)形式が標準化され、収録形式もMXFをベースとするものが増えていった。また、収録メディアもテープではなくフラッシュカードのものが増えていった。
また、デジタルシネマカメラが登場し、映画製作でもデジタルカメラが使われるようになった。3DCGとのデジタル合成(コンポジット)に向くRGB4:4:4収録も行われるようになった[10][11]。
HDTVでは色空間にRec. 709が使われることが多い。映画製作ではLogガンマでの収録も行われている。
民生向け
民生用ディスク
2K解像度以上
映画では長らくフィルムカメラが用いられており、また映画館での上映にもフィルムが用いられていた。そのため、デジタル編集が行われるようになってからもフィルムからの読み込み・書き戻し作業であるデジタル・インターミディエイトが必要となっていた。デジタル・インターミディエイトには、Cineon画像やDPX画像などのLogガンマを持つ画像形式の連番ファイルが長らく用いられていた。その後デジタルシネマカメラが登場したものの、しばらく解像度はFull HDとなっていた。
2005年、上映側からもフィルムを排した2K及び4K解像度のデジタルシネマ仕様が制定され、その後、2K/4K解像度に対応するシネマカメラが登場した。2K/4K解像度では、RGB4:4:4による撮影の代わりに、RAW形式での撮影が台頭した。RAW形式は容量が大きいため、Redcode RAW、X-OCN、Blackmagic RAW、ProRes RAWなどの圧縮RAW形式も登場した。
また、テレビ放送に向けてUHDTVが登場した。しかし、デジタルシネマとUHDTVで4K解像度の大きさ(前者の方が広く、後者はQFHD)や、色空間(前者はDCI-P3、後者はRec. 2020)などが異なっている。
インターネットテレビにも4Kに対応するものが登場した。Netflixは収録における映像記録を4K UHD以上の解像度かつ240Mbps以上(23.98fps時)のビットレートと定め、認定済みカメラ及び収録方式を公表している[20]。
映画/UHDTV向け
民生向け
マルチ解像度
高フレームレート動画
動画においては解像度だけではなくて、高いフレームレートによる撮影・映写が効果をもたらす場合のあることが知られている[27]。
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注釈
- SD解像度未満
- 30fpsの場合
- Ki Pro Ultra等が直接記録に対応
- AVC Ultraの一部
- AVC Ultra 2.0以降の一部
出典
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