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杉山隆男
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杉山 隆男(すぎやま たかお、1952年(昭和27年)11月25日 - 2023年(令和5年)10月19日[1][2])は、日本のノンフィクション作家、小説家。
来歴・人物
東京都[3]千代田区出身。生家は神田神保町の「杉山書店」[4]。
千代田区立一橋中学校、東京都立日比谷高等学校を経て一橋大学社会学部卒業[3]。
高校時代は新聞部に所属し、新聞記者を目指し、大学在学中は仲間2人と総合雑誌『一橋マーキュリー』を創刊。5号まで初代編集長を務め、10年続き、約70人が巣立っていった[4]。またその傍ら沢木耕太郎のアシスタントも担った。
就職試験では、日本経済新聞社、読売新聞社の両新聞社に合格し、読売の記者を選ぶ[4]。配属された静岡支局では高校野球の取材に奔走するが、2年余りで退職[4]。執筆活動に入る。
1986年、デビュー作である『メディアの興亡』(文藝春秋)で大宅壮一ノンフィクション賞[3]、ベルリンの壁が崩壊した翌1990年、『きのうの祖国』(講談社)を上梓し、独語を学んでいた杉山は同書で、世紀末の東欧を克明に綴った[4]。
1996年には、雑誌『SAPIO』(小学館)の自衛隊取材を経て書き上げた『兵士に聞け』(新潮社)で新潮学芸賞を受賞[3]。同書では、レンジャー訓練に参加しPKOのテントで寝泊りするなど、3年間の密着取材を敢行した[要出典]。
2000年には、『SAPIO』に連載した『日本封印』で小説家としてもデビュー。このほか、1994年から2年間、NHKのトーク番組『にんげんマップ』のキャスターとなり、ゲストと向き合った[4]。
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親族
著書
ノンフィクション
- 『メディアの興亡』(1986年6月、文藝春秋)、各(上・下)で、のち新潮文庫、文春文庫(1998年)
- 『きのうの祖国 - 東欧崩壊』(1990年12月、講談社)、ちくま文庫(1999年)
- 改題『世界を変えた50日』 講談社文庫(1993年)
- 『東ドイツ解体工場』(1991年1月、講談社)
- 改題『「世界」崩壊-それはベルリンで始まり、日本で続いている』 講談社+α文庫(2009年)
- 『兵士に聞け』(1995年7月、新潮社)、のち新潮文庫、小学館文庫(2007年)
- 『兵士を見よ』(1998年9月、新潮社)、のち新潮文庫、小学館文庫(2007年)
- 『誰かに、似ている』(2002年9月、新潮社)
- 『社長という人生』(2003年6月、新潮社)
- 『兵士を追え』(2005年8月、新潮社)、小学館文庫(2007年)
- 『兵士に告ぐ』(2007年6月、小学館)、小学館文庫(2010年)
- 『「兵士」になれなかった三島由紀夫』(2007年7月、小学館)、小学館文庫(2010年)
- 『自衛隊が危ない』(2009年4月、小学館101新書)
- 『プライド・オブ・YEN 日本の誇りを賭けた「鳩山」のクーデター』(2009年8月、講談社+α新書)。鳩山威一郎の評伝
- 『昭和の特別な一日』(2012年1月、新潮社)
- 『兵士は起つ 自衛隊史上最大の作戦』(2013年2月、新潮社)、新潮文庫(2015年)、扶桑社新書(2020年)
- 『兵士に聞け 最終章』(2017年2月、新潮社)、新潮文庫(2019年)
- 『私は自衛官 九つの彼女たちの物語』(扶桑社、2022年6月)、兵士シリーズ新章
小説
- 『日本封印 「琉球独立」か「日本占領」か (上下)』(2000-2001年、小学館)。近未来ノベル
- 『汐留川』(2004年10月、文藝春秋)、文春文庫(2007年)
- 『言問橋』(2006年12月、文藝春秋)
- 『私と、妻と、妻の犬』(2015年4月、新潮社)
- 『デルタ 陸自「影」の兵士たち』(2018年10月、新潮社)
- 『OKI-囚われの国』(2020年9月、扶桑社)
脚注
参考文献
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